獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200205-17

ペットショップについて
投稿日 2002年5月8日(水)23時57分 くらら

先日、某ショップから雛を連れて帰りました。
ちょっと変かなと思ったのですが、元気そうだものね。
と、そう思っていました。
ところが、やっぱり病気だったのですよ。
原因はショップの差し餌と、置き餌。
ふやけた粟玉が雛の近くにおいてありましたから。

連休あけを待ってすぐに病院へ、そして入院となりました。

私は今回の事で泣き寝入りをしたくありませんでした。
雛たちに申し訳ないと思ったからです。
それで、今日市の「生活消費者センター」にどうしたらよいものか相談しました。
すると、保健所に相談してくださいとのお返事をいただき、すぐに保健所に電話をしました。
雛を買ったいきさつなどをかいつまんで説明した所、

「それは、賠償問題ですよ。それにそんなショップはこちらから行政指導に行きましょう。」
とのことで、保健所の立ち入り検査をしていただくことになりました。
新しく動物に対する法律では、保健所の立ち入り検査までのことしかできませんと、
保健所の係りの方はおっしゃっていましたが、

保健所の方に言われたとおり、ショップの方にも、
今回の事が賠償問題であること、保健所の立ち入り検査があること、などをお話すると、
かなりあわてた様子で、しどろもどろの説明でした。
私は、今回のことでは、ショップの方に治療費の全額を請求するつもりでいます。
これで雛たちの苦痛が和らぐとは考えられませんが、
命を命とも思わず、病気のとりでも平気で消費者の手に渡してしまうようなショップは、
ゆるす事ができないのです。

ここをごらんのみなさま、どうか、泣き寝入りなさらず、保健所にご連絡ください。
保健所の方も、消費者の方が動いてくださると、こちらも動きやすいとおっしゃっていました。
ほんのわずかでもいいのです、
ショップに知らせたい、あなたたちは間違っている。と。

もちろんのこと、すべてのショップが悪いのではありません。
ていねいにお世話なさっているショップもたくさんあります。
こんなかわいそうな鳥のことで悲しんでいらっしゃるショップもたくさんあります。

私が連れて帰った雛たちは、
飛ぶこともできません。
鳥なのに、飛べないなんて、どんなに哀れでしょう。
私はショックで、悲しくて、涙もでないほどでした。



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