獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200410-70

脳血栓かも
投稿日 2004年10月26日(火)19時18分 投稿者 きくいち

さくら様、プロキオン様、チーママ様、御心配戴き、本当に有り難う御座います。

 昨日、新しく知りました、専門の先生に往診して戴いた所、現時点では、斜頭の他には特に気になる異常が無く、又、此の斜頭も進行する事無く症状が安定していると思われる為、脳血栓の類ではないかと言うお話でした。
 併し、何しろ小鳥の脳の事で、普通は外から見て診断するしか有りませんので、まだ確定する事は出来ないそうです。脳腫瘍や髄膜炎、其れに感染症等の疑いも決してゼロではなく、先ずは消炎剤と抗生物質を投薬してみて、其の反応で病名の特定もしつつ、様子を見ていく事になりました。
 もし脳血栓だとしたら、消炎剤で腫れがひき、血流が良くなって、少しは症状が改善するかも知れません。
 又、症状が安定しているのなら(正確には、既に此れは脳血栓による後遺症なのだとしたら)、恐らく此れ以上悪化はしないし、上手くリハビリの様な事が出来れば、回復の希望も有るかも知れないそうです。
 色々と、まだはっきり断定出来ない段階なのですが、御心配戴いた皆様にお答えしたく、御報告申し上げました。

 因みに、お医者さんについての事なのですが……
 我が家の愛鳥達が、かかりつけにしていた動物病院は、近所で、応急なら常時診て戴ける他、週二回、鳥の専門医の方もいらっしゃるので、何時も其の先生から詳しい御診察を受けておりました。
 が、今回の事で、数ヶ月振りにお電話や糞検査をしましたら、其の鳥の先生が、どうやら新しく替わってしまわれた?様なのです。其れでも、以前にも一度替わった事は有りましたし、今度のお若い先生も、普通に信頼していたのですが……
 プロキオン様のお話で、脳以外にも可能性が有ると分かり、思い切って23日にジャッキーを連れて行きましたら、何と、また別の違う先生が受けて、診察なさったのです。しかも、またとてもお若い先生で、ジャッキーを掴めなかったり、咬まれるのを怖がったりと、どうも小鳥の扱いに不慣れな御様子。
 他の病気の可能性について尋ねても、ミミダレが無いので脳腫瘍ですと、取り合って戴けず、御自分で掴めないので、ろくに身体の異常も調べて戴けず。喉の音の事も、プチプチ言うならそのう炎でしょうと、何も調べずにお薬を出されただけでした。
 今迄頼りにしていた病院だけに、ちょっとショックでした。此れでは正直、診断に納得したくても納得出来なくて、色々と別の病院を探しました。
 幸い、新しく見付かりました病院は、鳥の診断について信頼出来そうな、しかも往診もしてくださる先生がいらっしゃり、漸く、きちんと病名を特定する事が出来そうです。

 そんな訳で、もし皆様が、色々な可能性を仰ってくださらなかったら、私は始めに言われた儘に脳腫瘍と信じて、治療も無理だと諦めていた所でした。と言うか、皆様がお話しくださった様な、色々な可能性や詳しい説明を、診断ではされなかった事に、疑問を持つ切っ掛けになってくれました。
 重ねてお礼申し上げます。どうも有り難う御座いました。

 其れと、さくら様、プチプチについても診て戴いた結果、うちのジャッキーは、どうやら慢性的な副鼻腔炎なのかもと言う事でした。そのうには異常は無いそうです。
 チーママ様、うちのジャッキーも、ちゃんと希望が有る限りは、回復を目指していきたいと思ってます。
 お二人共、病気の愛鳥は勿論の事、飼い主である御自身も、きっと心配や看病で大変な思いをなさってる事と思います。そんな中で、うちの子についても態々お声を掛けてくださったお気持ち、私もお二人と其の愛鳥への、励ましと病気の回復を願う気持ちでお返し致します。

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