獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200606-45

野生文鳥!
投稿日 2006年5月28日(日)00時34分 投稿者 れのん☆

>GOさま

おぉぉ!すごい!鈴生りですね!
ハワイの日差しがとても似合っています。
白いほっぺがとても素敵です。

確かにハワイの野生化も有名になってきているようですが、
私が観光でいったときは10年位前か(笑)、ぜんぜん気がつかなくて。
(多分、彼らが行動する時間と場所が合わなかったのだと…)
今度行けるものなら、文鳥メインで行きたいです。

>はたのさま

無学な私にもわかりやすく教えていただき、本当にありがとうございます。
(ハズカシイ☆)
たしかに、体のちがいが大きすぎるのですから、
同じ結果を考えるのも、急ぎ過ぎですね(笑)。

>老婆心さま

既にはたのさんから、詳しい説明がありますが。

例えば、ウグイスやメジロ、カナリア、インコなどでは、容姿や「鳴き合わせ」という
コンテストがありますし、レース鳩にはレースがあります。
それに合わせて、ベストコンディションで望むような必要があったりします。
つまり、歌わないウグイスやメジロ、飛ばない鳩、みすぼらしいインコやカナリアでは、意味がありません。

では、うまく歌わせたり、飛ばしたり、羽毛の様子を良くするにはどういう状態が必要か、と考えれば、発情の時期を調整する、筋肉をつけて絞り込む、カロテン入りの餌、などなどの工夫の必要があるわけです。
それにはやはり、食餌や環境の管理が必須になりますし、逆にいえば、必要な時期以外の、発情させないための日々の管理、キープする管理も必要になります。

それらで好成績を収めるのであれば、その飼い主の「オリジナルの配合餌」というものがあり、
それは基本的に門外不出のレシピです。
それこそ、今は匿名性の高い場所で、こういう情報がぽろっと出たりするので、「あそこはこういう餌をやっている」みたいな話もできたりするわけですが(笑)。
下手なレシピではどんな生き物も長生きできず、今、販売されている飼料の配合は、「この種類には、これが基本である」という研究結果の産物です。
それが鳥であり、犬猫であり、熱帯魚であり…。
人間ならば、差し詰めシリアルとサプリメントでしょうか?
しかし、人間の場合は、誰かに管理されるものではなく、基本的には、自己管理ですし「味わう喜び」があるので「総合栄養食」などというものは常食するものではありません。
自分で選ぶのも食べる楽しみのうちですが、管理される動物にはそれはありません。
(また、野生のものには、選ぶ楽しみなどという余裕はないでしょう)

また、その食餌や環境は種類によってまったく必要とするものが違いますから、それに見合った勉強が、飼い主(管理者)には要求されるわけです。
乾燥地帯の大陸出身のセキセイと、高温多湿な島原産の文鳥とでは、食性も違えば、水分の代謝もちがうだろうし、その結果、必須ミネラル量も変わってくるでしょう。
…同じカルシウムでも、文鳥であれば、カトルボーンは嘴の形状から塊のままでは食べられない、粉なら食べる。
しかし、やっぱりボレー粉のほうが好きか?粒の大きさはこれがいいか?などなど(笑)、日々観察するわけです。

ですから、ごく一般的なインコさんで、ごくふつうに可愛がっておられるのであれば、ごく基本的な餌で、新鮮なものを適量用意できれば、それでベストであると思います。
これが雛を取るだの、体力が落ちているなどでしたら、それ用の餌や環境の管理が必要になるでしょう。
たんぱく質をふだん、多く摂ると発情飼料にもなります。肥満にもつながります。
適材適所です。
ごく一般的な餌がきちんと摂取できていたのなら、あとは疑われるのは環境の管理でしょう。

※広い意味であれば、BSEなども、食性が植物の牛に、飼い主(管理者)が牛骨粉などを与えるという「いろいろな意味での手抜き、無知」が発露でありましょう。

> 「たんぱく質」という粉薬(昔かじったわかもと錠みたいな匂い)

なんでしょうね?お医者さんには聞かれました?
「この中身はなんですか?自分が納得できないものは与えたくないので」くらい聞いても、バチは当たらない気がしますが(笑)。
わかもと錠とかなら、ビール酵母みたいなものか?とか勘繰りますけれど。
(仮にわかもと錠であれば、栄養補助であって「たんぱく質」そのものではないです。)

インコさん用であれば、大手のインコ屋さんなどでは通販で、いろいろな栄養補給のサプリメントなどを見ます。
それも成分的に参考にされてみてはいかがでしょう?
(ロリキートの練り餌用の粉も売っているんですね。)
どうぞ、お大事に!

>ふぅさま

良好な結果でなによりです。
文章を拝見すると、つらそうですね。
特に小さな小鳥は呼吸から暖気を得ますので、適度な温度と湿度は、気管支のデリケートな鳥には最低限、必要な管理です。お大事に!

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