獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-201808-6

Re3:産卵中の鶏にハジラミが・・・
投稿日 2011年5月9日(月)11時15分 投稿者 プロキオン

フィプロニル製剤に関しては、多少誤解があるようです。
この薬剤は、皮膚に滴下してもちいますが、薬理動態としては、皮膚から一旦吸収されて、血流に乗ります。その後、全身の皮膚の皮脂腺に蓄積されて皮脂とともに少量ずつ分泌されて薬効を発揮します。
外用としての滴下のみでの効果発現ということになりますと、滴下した部位においてのみでの薬効を発揮するだけという限定的な効果に留まってしまいます。一度は全身に取り込まれる過程があることは承知しておかないとなりません。

>ご説明の中のピレスロイド系薬剤というのは、どんなものがあるのでしょうか?
獣医さんのところで処方していただけるものですか?

この系統の薬剤は、動物病院では、むしろ取り扱っていると事の方が少ないかもしれません。ペットショップや小鳥屋さんの方があつかっているのではないでしょうか。今日的な薬剤とは言えないので、お洒落なペットショップでは馴染みが薄いかもしれませんが、レース鳩を扱うようなお店であれば、おなじみではないかと思います。
鳩も長距離レースとなると、疲労がたまり、その後に羽虱が出てくるという事はめずらしくありません。体力があるときなら、羽虱が増えることを許さないのですが、さすがに疲れていたりしますと、それを許してしまうようです。通常は、水浴び・砂浴び・羽繕いで虱を除去しているのです。
また、逆に鳩舎に帰ることができなくって迷子となっている鳩が保護されたりしますと、羽虱がついているということもよくあります。

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