獣医師広報板ニュース

爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200606-65

とにぃさん。。
投稿日 2006年6月1日(木)19時41分 投稿者 ZYAWAHEBI

僕は、カメよりカエルの方が好きなので、イボガエル(ヒキガエル)について解答させていただきます。・・・・・と言いたいのですが、ヒキガエルと大きく言っても日本にもヒキガエルの種類が
なかなかあります。(例)アズマヒキガエル・サツマヒキガエル・オオヒキガエル・ナガレヒキガエルなどです。ミヤコヒキガエルというのもいますが、沖縄の方なので違うと思います。
確率的に「アズマヒキガエル」だと思います。
大きさはどれ位ですか? ただ大きいからと言ってヒキガエルだと思い込んで実は「ウシガエル」
かもしれません。体にいぼがあるからと言ってイボガエルとも言われている「ツチガエル」かもしれません。
できれば画像で送っていただければ一番分ると思いますが、時間が無いですかね??

一応ヒキガエルの特徴を簡単に教えましょう。

ヒキガエルは、日本では一番大きなカエルです、アメリカから「ウシガエル」が食用のために養殖されていたものが逃げて繁殖して、日本の野生生物になってしまったので池や川にいるカエルのなかではウシガエルが最大ですが・・・「ウシガエル」=12〜15センチ、ときには20センチを越すものもいます。
それに対し「アズマヒキガエル」=15〜17センチです。
ヒキガエルは「耳」の部分が丸くなっています。その上にふくらんだ部分があります。
それは「毒腺」などと呼ばれているところで、そこから白い毒液を出します。
毒はかなり強力で犬がなめれば気絶してしまうほどです。
これは他の動物から身を守るためです。
はかに「オンバクサン」などの別名もあります。
ほとんど水には入らず、水分吸収や交尾の時以外は水に入らずに雑木林などで生活します。
エサはネズミやオサムシなどの大きなもの獲物を飲み込めるワリにはアリなどの小さなエサを
たくさん食べる方を好みます。まあオオヒキガエルは自分より一回り小さいくらいの仲間を平気で
食べてしまいますが・・・
それと身を守るためのヒキガエルの毒ですが、ヤマカガシという毒蛇はそれに対する免疫力を持ち、食べてしまいます。
最後に「イボガエルを触るとイボができる」などと言う?ことがあるそうですが、それはガセです。ヒキガエルのお腹は結構背中と違い地味でなくカッコイイですよ!
   では、このへんで失礼させていただきます。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。