獣医師広報板ニュース

馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-202103-20

アドバイスをください
投稿日 2010年3月17日(水)17時37分 投稿者 チアキ 

Dr. Sutemaru

こんにちは。相談をさせてください。

私は常夏高温湿度のマレーシアに馬を持っています。5歳のアンダルシアンのセン馬です。1月20日にスペインのマドリッドにあるスタッドから、ドイツ(輸出前隔離)を経由して、オランダからマレーシアのクアラルンプルに到着したのは2月13日です。その後、30日間クアラルンプルにある動物検疫所で過ごし、3月15日にマレーシア国内の乗馬クラブに入厩しました。

入厩当日はグラスパドックを元気に走り回っていました。フィジカル面・メンタル面共に良好だということで、17日の午前中に軽く調馬索で運動をし、その後トレーナーが騎乗し軽い運動をしました。すると運動の最中に咳がはじまったそうです。急いで運動を中止し、厩舎に戻して休ませたということです。体温は平温です。

獣医師に電話で状況を説明したところ、気候にまだ慣れていないことが原因だと考えられるので、4日間休ませ様子を見るようにというアドバイスを受け、今日から週末日曜日まで休むことになりました。

スペインはヨーロッパの中では温暖ではありますが、輸送開始の週は現地の天候は雪で気温も低かったと聞いています。その後輸出前隔離のために過ごしたドイツはより寒冷な地です。そこからたった半日で、高温多湿の常夏の地にやってきてしまったので、いくら30日間検疫所でゆっくりと過ごしたとしても”慣れ”には十分な時間ではないようです。

さて、ここからが本題なのですが、長期に渡る輸送と大きな気温差と湿度差を考慮して、今後どのような点に注意を払う必要があるかアドバイスをいただけますか。

コートは冬毛の割りに毛足が短いので、もうしばらく様子を見ようと考えています。暑そうであれば毛刈をします。

高湿が蹄に悪影響を与えるのではないかと心配しております。何か策があったらご教授ください。日本の夏も高温多湿ですよね。夏の間に、冬のオセアニア地域から輸送された馬にはどのような蹄をはじめ、体調管理を考え、どのようなケアをしているのでしょうか。

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