獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200105-8

アドバイスありがとうございました。その後の猫たちですが...
投稿日 2001年3月13日(火)22時34分 伊藤佐織

猫の虐待に関して。
アドバイスありがとうございました。

実は、虐待されていた猫たちは今、私の家と獣医さんの家にいます。
いつもお世話になっている獣医さんにこの話をしたところ、
「その家に連れて行ったほしい。私が保護する!」と言ってくださったのです。
先日、その家に伺い話をしました。
一度目は追い出され(「他人が口出すな」と塩をまかれ)、時間をおいてもう一度。
今度は「話をさせてもらえないのなら保健所に通報します」と訴えた結果でした。
話といっても「自分の物をどうしようと勝手じゃないか」の一点張りで
会話らしいものはなかったのですが。
最終的には「川にでも流してやる」でした。
私はこんな人もいるのだなと悲しくなりました。
結果、獣医さんが説得してくださり、
子猫2匹と成猫2匹の4匹(他は既に檻にはいませんでした)を保護することが出来ました。
今、我が家には子猫2匹が新しい家族の登場を待っています。
獣医さんが引き取っていった成猫は衰弱が激しく
1匹は引き取ったその日のうちに天に召されました。
残ったメス猫は「雪子」と名づけられて先生の家にいるそうです。

私がもっと早くに行動を起こしていたらと思うと
本当に悔しくて悔しくて、悲しくて悲しくて、後悔の念でいっぱいになります。
この気持ちをずっと持ち続けていかなければいけないと思います。
私が気づいていないだけで、本当は身近なところでもあるかもしれない。
今回のことで、大切な小さな命と引き換えに
私は行動を起こす勇気の大切さを教えてもらいました。
自分が起こした行動の結果、助かる命もあるのだということも。
きっと、これを読んでくださってる方の中にも
動物虐待に気づいていても、最初の一歩が踏み出せない方がいると思います。
本当に勇気がいることですが、
助けを求めている大切な命があることを忘れないでほしい。
人間の命も動物たちの命も、大切なものには変わりないと思うから。

明日、子猫たちの里親候補の方たちの家を訪問します。
候補の方たちは、皆さん既に猫を飼っていらっしゃる人ばかりです。
事情を説明して、どんな環境で育っていくのか。
その家の猫は幸せかを見極めてから、子猫を託すつもりです。
アドバイス、本当にありがとうございました。

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