獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200712-62

Re:動物へ愛を注ぐのは宗教なのでしょうか?
投稿日 2007年10月29日(月)12時18分 投稿者 パールちゃん

わたしならきっとミミママさんと永遠に文通友だちになるでしょう(笑)。わたしも、自分の持てる手間暇や、好きだと思える感情は、下手をすれば親友や親にかけるよりも沢山かけてきましたし、これからもそうしていくつもりですから。
そういう人とそうでない人、世の中には両方いるんですよね。ときどきそういう人っていう中間の存在もいます。気持ち悪いから交際を絶つと言ってきた人は中間の存在の人なのかもしれません。
また別の観点からいうと、同じ気持ちを抱く人間関係であっても、ときには相手の真剣さを丸ごと受け止められないことがあります。ヘビーすぎてその話題についていけない、しんどくなってしまう、逃げ出したくなってしまう。交際を絶つと言ってきた人はそんな気持ちもあったんじゃないでしょうか。
その人の、どこまでも聞いてあげようとする優しさ不足、すべて受け止めてあげようとする力量不足、さらりとかわすことのできない技術不足、そういうことがごっちゃになって自分でもうまく対応できないことにイライラした結果、いちばん感覚的な表現で「気持ち悪いからもうさよなら」になったんだと思います。
その人にとってはいちばん自分が楽な道を選んだんですよ。それはそれでいいんです。ミミママさんは悪くないし、その人も悪くない。

なにを大切に生きるかは、価値観・宗教観・死生観などさまざまな観念で表現は可能ですが、つきつめて言えば、なにを大切に生きるかはその人そのもの、むずかしい言葉でいうとアイデンティティということになると思います。「わたしってなに?」です。
それは生まれてから死ぬまでの間、ずっと課題です。
そして、「わたしってなに?」を思うとき、必ずそこには介在する他者との関係がある。ひとりで生まれてきたわけじゃない、ひとりで生きているわけじゃない、支えてくれたり見守ってくれたりする誰かやなにかがあって自分は成り立っている。誰かやなにかっていうのは、家族だったり友人だったりペットだったり、人によってはブランドファッションだったり、大切に思うもののすべてです。そこに人だの動物だの物だのの垣根はないと思います。

ミミママさんはご自身が大切だとおもうものを大切にしていけばいい、それに対してときには反感や批判を受けることがあっても、大切に思い、守り抜こうとするものはミミママさんから失われることはない、そう思いますよ。
ただね、わたしもそうですが、動物を思うあまりに人間関係がかたよったりせまくなったりすると感じのいい人じゃなくなってしまいます。そうならない努力だけは忘れないようにしましょうね、お互いに (^.^)v

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