35年前といいますと、1980年前後のことですね。
　プロキオンさんが相談にのられた白斑牛が人形峠近辺で飼育されていた事実は興味深いものがあります。調べてたどり着かれたのが「対になる物質＝コバルト」という事ですが、コバルト60だったのかもしれませんね。

　希望の牧場さんの被ばく牛の経過観察、学術調査は一部行われていますが、もっと国際的に開放して研究者を呼び込む形態をとらないと、今の体制では調べたい事も中々捗らない様子です。吉澤さん達は、事故前には見られなかった白斑化現象だけでなく、被ばく牛を対象とした研究調査を本格的に始めて欲しいでしょうね。それは彼等にとって一つの着地点で、牛を生かしてきた意味も得られるんじゃないでしょうか。でも、高い壁が邪魔するのは３５年前と変わりません。

　人形峠の白斑牛に関しては公文書開示請求をしてみます。当時の県職員も既に退職されているでしょうし、資料がのこっているかどうかも分かりません。その白斑牛の飼養農家さんもお年を召されたでしょう。今となっては詳細を調べるのは難しいかもしれませんが、元共同通信記者の土井淑平さんが一貫して反原発の立場で、ウラン採掘、残土処理問題に関わって来られたので、取敢えずは聞いてみます。

　希望の牧場さんにも、人形峠の白斑牛について伝えてみます。
　公式サイトが復活すれば、農水省の調査結果全文が分かるのですが、もう少し時間がかかるようです。
　また、お知らせします。