今日は、３月１１日なので、マスコミはこぞって震災を朝からとりあげています。
まだ、２年しか経過していないし、終わったわけでもない。
が、その前日の３月１０日のことを忘れてしまっているのも腑に落ちません。昨年の同じ日にも感じたのですが、死者の数は１０万人を超えると言われており、正確な数さえわかりません。当然、亡くなった人々と伴に暮らしていた動物達もいたはずなのですが、彼らに思いを寄せる話題もとんと見聞きされません。

原因のひとつは自然現象であり、もう片方は人の為した事です。どちらが良いとか悪いとではなく、どちらだってあって欲しくない事です。
にもかかわらず、より多くの人命が失われている「日」が前日にあるのにもかかわらず、「３月１１日」だけがクローズアップされて、「３月１０日」に祈りをささげる人々は少なすぎるように感じます。知らない人々の方が大勢になってしまってはいるのですが、それを伝えられなくなって久しいのでしょうね。
でも、そうであるのなら、「３月１１日」も同じように後世から、忘れられていってしまうのかもしれません。

火の海に呑み込まれて消えていった１０万を超える人命と、存在していたことさえ認識してもらえずに消えていってしまった動物達の命。
１０日、１１日と続いているのであれば、何故、忘れないようにしないのか？　後世に伝えようとしないのか？　マスコミは正しく伝えようとしてくれているのだろうか、偏っていすぎないのだろうか？
６８年経過してしまっていれば、すでに取り上げる価値がないことなのでしょうか？
私には、解せないことです。