私は以下の言葉が嫌いである。
国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。by マハトマ・ガンジー
私は、国の偉大さや道徳は、少数派や力の弱いものがどのように扱われているかで決まると思う。
例えば、中国でいえばウイグル族やチベット族の皆さんが多数派である漢民族からどのように扱われているか。
日本でいえば、アイヌや在日といわれる人たちがどのように扱われているか。
中国と違って、日本は少数派の皆さんは尊重されていると思う。
また、女性への性差別や暴力も厳しく戒められている。
これからは、性的な少数派も社会的に認められていくだろう。
そのような国家こそ、偉大であると思う。
動物の扱い方などというのは、二の次三の次であって、国の品格に何も関係ない。
インドはヒンズー教が多数派で、特徴的な動物の接し方をしているが、これは宗教の戒律であり、道徳がどうのという問題ではない。
しかも、決して象などが虐待を受けていないわけではない。
まして、女性などへの人権侵害は日常である。
インドの実情がどうのなんて関係ない、言葉の響きが良ければいいという方もいるだろう。
それでは言葉に何の意味も無いことになる。