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いつか晴れた日に      


1995年 イギリス・アメリカ
ロマンス   

<監督>アン・リー
<キャスト>エマ・トンプソン , アラン・リックマン , ケイト・ウィンスレット , ヒュー・グラント , ジェマ・ジョーンズ , トム・ウィルキンソン , ヒュー・ローリー , イメルダ・スタウントン

<ストーリー>
19世紀初頭の英国。広大なノーランド・パークの所有者が死に、法律により、その遺族の妻と娘たちには、わずかな財産しか残されず、屋敷からも出ることになる。新しく彼女たちが住むことになったのは、小さなコテージ。そこで、彼女たちには、新しい出会いが待っていた・・・。

<感想>
題名が違うので、原作を読んだときに全く気がつかなかったのですが、
原作は、ジェイン・オースティンの「分別と多感」だったんですね〜(^^;。
そんなわけで、この大好きな作品をまた見てみました。

原作を思い出しつつ見ると、 あの広大なノーランド・パークの屋敷を追い出される事の屈辱や、寂しさ、悲しさが、よくわかります。
ずっと住んでいて、屋敷の主(あるじ)だったのに、相続権がないばっかりに、あんなにイヤミな義理の兄嫁に家を明け渡すなんて、ホント、最悪です!!
しかも、家のものを何一つ持ち出すことも出来ず、ほとんど無一文状態で追い出されるなんて!!

でも、捨てる神あれば、拾う神あり。

結局、新しい土地で、新しい人たちと出会えるんだから、やっぱり、こういう小説や映画は、楽しい!!
現実逃避には、最高の娯楽ですね〜〜(^^)。

ただ、原作を読んだことによって、映画に少々違和感も・・・。

エマ・トンプソンのエリノアは、とても役柄にあっていて、しっかりした長女を演じているのですが、やはり、年齢的に、相当無理ではないかと・・・(^^;。
原作では、なんと彼女は、19歳ですよ。でもこの時エマは、どう見ても行き遅れのオールドミス状態(^^;。
まあ、彼女が脚本を書いて、それが結果的にアカデミー賞脚色賞にノミネートされたわけなので、アン・リー監督も、外せなかったのでしょうけれどねぇ。
ちなみにこの時、エマは、36歳ぐらい(^^;。きれいだけどねーーー(^^;。

そんなわけで、他のキャストも高年齢化。
原作では、35歳のブランドン大佐が49歳のアラン・リックマン。
おかげで、エドワード役のヒュー・グラントがとっても若く見えてしまいました(^^)。(2010,09,05)



9年前に見たときの感想は、こちら
原作を読んでいないので、素直に感動しています(^^)。



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