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イングロリアス・バスターズ      


2009年 アメリカ 戦争   

<監督>クエンティン・タランティーノ
<キャスト>ブラッド・ピット , マイク・マイヤーズ , ダイアン・クルーガー , クリストフ・ヴァルツ , メラニー・ロラン , ダニエル・ブリュール , ティル・シュヴァイガー , アウグスト・ディール , クリスチャン・ベルケル , マイケル・ファスベンダー, レア・セドゥ

<ストーリー>
1944年。ナチス占領下のフランスで、映画館主をしているのは、かつて、ナチスのハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)に、家族を皆殺しされ、密かに復讐を誓うショシャナ(メラニー・ロラン)だった。一方、アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ”は、その残虐さで、ドイツ兵に恐れられていた。そんなある日、ショシャナの映画館に、ヒトラー(マルティン・ヴトケ)をはじめとするナチス幹部が終結することになる・・・。

<感想>
ブラッド・ピット主演だと思って見に行ったのですが、この映画の主要人物は、ハンス・ランダ大佐役のクリストフ・ヴァルツでしたね〜。
彼の、一見、人当たりが良さそうなのに、神経質で、勘が良くて、残忍で、許し難いあの個性がすばらしかったです。

出だしの牧場主との緊張感溢れるやり取りで、まず、ガツンとやられてしまいました。
ミルクを飲みながらフランス語と英語とを駆使して、相手を追い詰めるあのやり方は、すばらしく見事で、ドキドキしてしまいました。

それとは逆に、ブラッド・ピット率いるイングロリアス・バスターズの方は、意外とバカっぽくて、力業(ちからわざ)。”頭の皮をはぐ”ってねぇ・・・(^^;。
しかも、今回に限って言えば、計画は、ことごとく失敗気味・・・(^^;。

でも、彼らの計画の一部であった、地下の酒場のシーンは、これまた、緊迫感に溢れていました。
ばれているのか、いないのか。あぶない綱渡りのような会話が続いてハラハラドキドキ。
こういう緊迫感は、全編を通して、あちこちにちりばめられていて、それがこの映画の魅力でもありますね。

ただ、いつも思うのですが、タランティーノ監督、無駄にダラダラと長いところがあって、ダレてしまいます。そこが彼らしいと言ったらその通りなのですが、私にとっては、もっと短くしてくれ〜〜!って感じです。そこら辺は、クドカンの映画なんかでも、感じていて、面白いんだけど、長過ぎるーー。

でも、ラストの盛り上がりは、すばらしいです。
計画通りに行くかと思うと、あっさり頓挫しそうになったり・・・。
監督らしく、派手派手で、楽しめました。

キャストも豪華。あんな人もこんな人も、いろいろ登場しています。

ただ、もうちょっと短く編集してくれたらねぇ・・・(^^;。
もしかすると、1回目よりも2回目の方が楽しめる映画かも(^^)。(2009,12,01)






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