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終わりで始まりの4日間      


2004年 アメリカ コメディー・ロマンス

<監督>ザック・ブラフ
<キャスト>ザック・ブラフ , ナタリー・ポートマン , ピーター・サースガード , イアン・ホルム , ロン・リーブマン

<ストーリー>
売れない俳優、アンドリュー(ザック・ブラフ)は、ある日、父(イアン・ホルム)からの電話で、母の死を知り、9年ぶりに故郷のニュージャージーに帰郷した。しかし、父とは相変わらず不仲のまま、うち解けることはなかった。精神安定剤をもらいに病院に行くと、そこで、サム(ナタリー・ポートマン)という明るい少女に出会い、行動を共にするようになる・・・。

<感想>
日本未公開映画ですが、アメリカでは、若者の心をつかんで、ヒットした作品です。
主演、監督、脚本を、若干29歳のザック・ブラフが成し遂げました。日本では全く無名の彼ですが、こうして才能があると、大きな飛躍が出来るんですね。まさにアメリカンドリームですね〜。

ストーリーは、心に暗い影を持つ青年が、その影と決別する物語です。
両親が高学歴の家の子供は、何かとプレッシャーが多くて、大変そうですが、この映画の主人公アンドリューも、過去の、ある出来事によって、暗い青春を過ごし、感情の起伏が乏しい青年に成長しました。それなのに、俳優だなんて、ちょっと自虐的ですよねーーー(^^;。もちろん、俳優業も、はかばかしくないわけですが、そんな彼でも、故郷に帰れば、”俳優”ということで、ちょっとした話題になるわけです。彼のファンなんかも居たりして、面白いですね〜。
そんな彼が、病院で、たまたま出会った女の子の、変な?明るさに、引っ張られ、また、友達の意外な友情を糧に、再生するという話です。

正直、どうして、これがアメリカで、そんなにヒットしたのか、私には、分からないのですが、それは、アメリカと日本の生活スタイルの違いもあるのかな〜と、漠然と感じたりしました。
結局は、父親によって、彼の9年間は、奪われたわけで、それは、彼にとっては、不幸なのですが、父親からすれば、それは、妻への愛情だったりするのだと思います。
精神科医、カウンセリング、主治医などとは、余り縁のない私には、もひとつピンと来ないのでありました。

でも、青春映画としては、まずまず面白かったです。アンドリューの変な友達たちには、ちょっと笑わせてもらいました。
ナタリー・ポートマンも、ちょっと変わった女の子役を、生き生きと演じていて、とてもキュート。
注目のザック・ブラフは、あまり印象に残らない顔で、今思い出そうとしても、なかなか難しかったりして・・・(^^;。(2006,12,01)



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