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工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男      


2018年 韓国 (THE SPY GONE NORTH)
サスペンス   

<監督>ユン・ジョンビン
<キャスト>ファン・ジョンミン, イ・ソンミン, チョ・ジヌン, パク・ソンウン

<ストーリー>
1992年、韓国軍の情報部隊の将校パク・ソギョン(ファン・ジョンミン)は、国家安全企画部のチェ・ハクソン室長(チョ・ジヌン)から、北朝鮮に潜入して、核開発の情報を得るようにと命じられる・・・。

<感想>
北朝鮮に潜入した韓国軍スパイの実録サスペンスです。
1922年から始まるストーリーで、韓国の過去として知っていることも出てくるので、そのリアルさにドキドキしっぱなしでした。

ただ、難しいところもあり、たとえば、中国や日本製の物を北朝鮮産として偽装して輸入するとか、なんで??と、考えている内に話がどんどん進んでいって、ついていけなかったりするところもありました。
なので、細かいところは、突き詰めずに、大まかな流れを追って見ていたのですが、それでも、やっぱりスパイ映画、しかも、実録物ですから、緊迫のシーンも数多く、ハラハラドキドキでした。

北朝鮮として描かれているシーンも、ニュースで見たことのあるような場所が映ったりして、まさか北朝鮮でロケしているわけもなく、相当お金もかかっていそうでした。

それにしても、この話、どこまで真実なのでしょう。
こんなことが事実だったとしたら問題だし、これが事実でないとしたら、それはそれで大問題になりそうな話なのですが、”映画”だから、大丈夫なのかしら。
もともと韓国は、政権が変わる都度、政府の対外政策も変わってしまい、韓国にとっての北朝鮮の存在の大きさを感じるのですが、また、それによって、日本はもちろん、韓国の人たち自体が影響を受けてしまうのは、困ったものです。

主演は、ファン・ジョンミン!これが最新作のようですね。
そして、北の重要人物役のイ・ソンミン。二人とも、いい味出してます。(2020,05,05)



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