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ココ・アヴァン・シャネル      


2009年 フランス(COCO AVANT CHANEL)
伝記   

<監督>アンヌ・フォンテーヌ
<キャスト>オドレイ・トトゥ , ブノワ・ポールヴールド , アレッサンドロ・ニヴォラ , マリー・ジラン , エマニュエル・ドゥヴォス , レジス・ロワイエ

<ストーリー>
父親に見捨てられたガブリエル・シャネル(オドレイ・トトゥ)は、姉とともに、孤児院で少女時代を過ごす。その後、仕立屋のお針子となった彼女は、夜は、キャバレーで歌を歌うようになる。そこで知り合った金持ちの男エティエンヌ(ブノワ・ポールヴールド)の屋敷に押しかけた彼女は、エティエンヌの愛人となるが・・・。

<感想>
先日、シャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル」を見てから2ヶ月、今回は、オドレイ・トトゥ主演のシャネル伝記映画です。

同じ人物を描いていても、監督や、脚本によって、見方のポイントが違うので、面白いです。

先日のシャーリー・マクレーン版では、シャネルの晩年をベースに、どうやって、彼女の才能が花開いていったかを描いていました。
今回は、女性としてのシャネルのことが重点的に描かれた物語で、
金持ちのエティエンヌの愛人になった葛藤と、彼の友達である、ボーイとの恋愛を中心に描かれています。
この時代の女性の地位の低さと、生き方の難しさが感じられました。

シャネルブランドの特長が、私にはよく分からないのですが、
この映画に描かれたシャネルは、気が強くて、男勝りなイメージでした。
そこから、ブランドとしては、エレガントな中にカシッとしたイメージが、浮かんできます。
また、独創的で、機能的なイメージもありますね〜。
シャネルのことをよく知っている人は、どういう風にこの映画のココのことを見られるのでしょう。

シャーリー・マクレーン版と、オドレイ・トトゥ版。
二つの作品で、補い合いながら、シャネルの人となりを見ることが出来て、面白かったです。

オドレイ・トトゥのココは、よく似合っているように感じましたが、
映画としては、シャーリー・マクレーンの方が、面白かったかな〜〜(^^)。(2010,10,07)



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