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逆転      


1963年 アメリカ ミステリー・スリラー

<監督>マーク・ロブソン
<キャスト>ポール・ニューマン , エドワード・G・ロビンソン

<ストーリー>
ノーベル賞の受賞者が発表され、授与式の為に、各国から受賞者がスウェーデンにやってきた。彼らは、それぞれ問題を抱えていたが、文学賞を受賞するアメリカのクレイグ(ポール・ニューマン)は中でも要注意人物で、彼の世話係には、外交官アンドルセン(エルケ・ソマー)が付ききりになっていた。ホテルに到着後、クレイグは、物理学賞のストラトマン博士(エドワード・G・ロビンソン)と挨拶をするが、翌日会った彼は、まるで別人のようだった・・・。

<感想>
内容を知らずに見始めたので、ノーベル賞の授与式が舞台となっていたので、ちょっと驚きました。ノーベル賞が舞台の映画って、あまりないですよね〜。
そこに、なんと、文学賞受賞者として、ポール・ニューマン登場!文学者らしからぬ?かっこよさです(^^)。
でも、些細な疑問から、生活費のために、探偵小説で糊口を凌いでいたという彼の本領が発揮されます。
あまりにも突飛な彼の考えに、皆は笑って取り合わないのですが、徐々に真相が解き明かされていって・・・。

最初の場面でホテルからのサービスとして、受賞者の部屋にギフトが届けられるシーンがあるのですが、そのギフトの豪華なこと!いいなぁ〜と、思いながら見ていると、この場面で、各受賞者の問題点や、悩みが、明らかになり、それが、ラストにまで繋がっていくのでした。
「知りすぎていた男」に似ているところがあったりして、ヒッチコック風のサスペンスで、ちょっぴりハラハラ。もうちょっとスピーディーに事が運ぶと、もっと良かったのですが、飄々とした感じのポール・ニューマンは、いつもながらよかったです。
途中に、ヌーディスト集会なんかがあって、ちょっとびっくり。そういう時代だったんですね〜。私は、最初、サウナかと思いました(^^)。

ポール・ニューマンを監視する外交官役のエルケ・ソマーが、とても綺麗で、そして、キャラクターも、なかなかユニークで、ポールとの相性もよく、面白かったです。
残念ながら、この作品、DVDはなく、ビデオもいまや発売されていないようで、見るならば、TV放映を待つしかないようですので、あしからず。。。(2007,01,28)



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