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蜘蛛の巣を払う女      


2018年 アメリカ (THE GIRL IN THE SPIDER'S WEB)
アクション・犯罪    

<監督>フェデ・アルバレス
<キャスト> クレア・フォイ, スヴェリル・グドナソン

<ストーリー>
天才ハッカーのリスベット(クレア・フォイ)の元に、バルデル博士(スティーヴン・マーチャント)からある依頼があった。それは、彼が開発した核攻撃プログラムをNSAから取り戻して欲しいというものだった・・・。

<感想>
スウェーデン発の大ヒット作品「ミレニアム」シリーズの著者、スティーグ・ラーソンが亡くなった後、ダヴィド・ラーゲルクランツが続編を執筆した原作の映画化作品です。
亡くなったスティーグ・ラーソンのパソコンには続編の草稿が残っていたそうですが、それとの関わりは、どうなのでしょうか。

新生ミレニアムの映画作品は、ハリウッド製作で、キャストは、一新しています。
今回リスベットを演じたのは、クレア・フォイ。
小さな身体で、バイクを疾走させる姿はかっこいいですし、どんな状況からも復活するのは驚きでしたが、常になにやら痛々しさを感じてしまったので、もうちょっとしたたかさが欲しかったかな〜。

今回の話は、リスベットがハッカーとしての仕事を受けるところから始まりますが、
実はそれが、彼女の子供の頃のある出来事に大きく関わっている事が分かってきます。
彼女には、色々な過去が今まででもあったわけですが、こんな悲惨なことまであったんですね〜(^_^;。
よく今まで生き延びてきたものです・・・。

アクションシーンが多くて、今までのもののような、謎解きものとしては物足りなさが残りましたが、さすが天才ハッカー!と思わせる箇所も多く、いつの間にこんな仕掛けを!的な展開が、意外性高くて、面白かったです。
このシリーズのもう一人の主人公とも言えるミカエルの活躍があまりなく、また、演じるスヴェリル・グドナソンが若くて、甘めなハンサムだったのが、”役立たず”な感じを受けてしまい、ちょっと残念(^_^;。

ダヴィド・ラーゲルクランツの原作も、一応、読んでみようかな。(2019,11,30)


☆ミレニアムシリーズ(原作)
「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」
「ミレニアム2 火と戯れる女」
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」
「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」

☆ミレニアムシリーズ(映画化作品)
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
「ミレニアム2 火と戯れる女」
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「蜘蛛の巣を払う女」



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