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影なき男      


1987年 アメリカ (SHOOT TO KILL)
アクション・アドベンチャー・犯罪

<監督>ロジャー・スポティスウッド
<キャスト> シドニー・ポワチエ, トム・ベレンジャー, カースティ・アレイ

<ストーリー>
宝石店で発生した強盗事件を担当したFBI捜査官スタンティン(シドニー・ポワチエ)は、犯人との取引失敗で、人質を殺されてしまう。その後、山越えをしてカナダに逃げ込もうとする犯人を追って、スタンティンは、山岳ガイド(トム・ベレンジャー)と共に、慣れない山越えをするが・・・。

<感想>
冒頭は、血も涙もない強盗犯の、冷酷な犯行から始まります。
ベストを尽くしたのに、宝石を強奪された上、人質まで殺されてしまったスタンティン捜査官。
そんな時、似たような手口の殺しがあり、現場に向かう捜査官は、犯人逮捕の情熱に燃えていました。

犯人は、釣り客を装って、山岳ガイドのサラや、他の客たちと共に、険しい山登りを始めます。
実は、この時点で、犯人の顔が、明かされてないので、
どの客が、あの殺人鬼なのか分からず、ちょっとした犯人探しも出来るし、また、地上と、山中との情報のギャップがあるのも、山岳映画ならでは。

また、犯人は、冒頭だけではなく、山中でも、さらに冷酷さを増し、 人質になったサラ役の、美しいカースティ・アレイが、いったいどうなってしまうのか、
ハラハラドキドキしながら見ることが出来るので、最後まで面白く見れますよ〜。

一方、スタンティンのガイド役を請け負ったのは、サラの恋人、ノックス。
ノックスは、恋人を助けようと、必死に山登りをするし、
方や、同行するスタンティン捜査官は、都会人で、山登り経験ゼロ。
この二人の、やり取りがとても面白かったし、美しい山の風景も、見応えありました。

スタンティン捜査官を演じるのは、映画主演が10年ぶりだったというシドニー・ポワチエ。
まじめなイメージの彼が、冒頭では、そのままのイメージで、精悍に、
そして、山中では、ユーモスな所も見せてくれて、楽しみながら見ることが出来ました。(2011,06,07)



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