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高地戦      


2011年 韓国 (THE FRONT LINE)
戦争・アクション   

<監督>チャン・フン
<キャスト>シン・ハギュン, イ・ジェフン, コ・チャンソク, リュ・スンリョン, コ・ス

<ストーリー>
1950年6月に始まった朝鮮戦争は、泥沼化し、特に、両陣営の境界線である高地では、地獄のような戦闘が繰り広げられていた。そんな折、内通者の存在が疑われる前線に、防諜隊中尉のカン・ウンピョ(シン・ハギュン)が送りこまれる。

<感想>
朝鮮戦争のことをwikiで調べると、戦線が激しく移動しているのが分かります。
すなわち、朝鮮全土が戦場となったということです。
それだけ熾烈だった戦いの、さらに重要拠点と見なされた高地の戦いを描いた映画です。

その高地の奪取の攻防は、なんと、30回以上数え切れないほど。
まさに死屍累々のすさまじさ。
その上、空からの空爆もあるわけで、山の形が、爆破と死体で、変わってしまうのではと思うほどでした。

そして、やっと平和協定が成立するのですが・・・。
実は、それからさらに、辛くて悲しい壮絶な戦いが始まったのでした。

同じ民族で、同じ言葉をしゃべる彼らは、敵であると同時に、同じ戦いの地に身を置く者同士、いつしか、友情のようなものも生まれたりする、韓国映画特有の、ちょっとしたユーモラスなシーンも取り入れてありましたが、それがまた悲しい(T_T)。

戦闘シーンは、すさまじく、大迫力。
目を覆いたくなるシーンも、多かったです。

自分の命を掛けて守るべきもの・・・それは、祖国であり、家族なのでしょうが、その思いの強さに、圧倒されました。(2012,11,23)



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