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京城学校 消えた少女たち      


2015年 韓国 (THE SILENCED)
ミステリー・ホラー   

<監督>イ・ヘヨン
<キャスト>パク・ボヨン, オム・ジウォン , パク・ソダム

<ストーリー>
日本統治時代の韓国。森の中の寄宿学校にチャ・ジュラン(静子)(パク・ボヨン)が入学する。校内では、厳しい戒律があり、クラスメートは彼女に冷たく、静子は孤立していた・・・。

<感想>
京城とは、日本統治時代の現ソウルのことです。
そこにある寄宿学校が舞台の韓国映画です。

日帝時代と言うことで、彼女たちには、強制的に日本名が付けられ、日本語を話します。
こういうことは、その国にとっては、アイデンティティを侵す屈辱的な制度だったことでしょう。

一方、映画的には、日本語でありながら、日本語でない彼女たちの話し言葉が聞き取りにくくて、日本が絡むこの時代の韓国映画は苦行なのですが、この作品は、たとえ日本語であっても字幕が付けられていて、大変助かりました(^_^)。

学校のたたずまいやクラスメートたちが、なかなかいい雰囲気ですが、ホラーと言うほど怖くはありませんでした。
でも、ミステリアス。
いったい彼女たちの周りでは、何が起こっていたのか・・・?

この時代なので、案の定、日本は悪者です(^_^;。
日本人たちは、何をもくろんで、彼女たちをこの学校で教育していたのかというところが肝ですね。
ラストは、ここから「The Witch 魔女」のような話へと繋がるのかな〜と思ったりしました。

主演は、「過速スキャンダル」のパク・ボヨンですが、彼女、井上真央似ですね〜。
彼女の親友役の女優さんは、「パラサイト 半地下の家族」で長女を演じていたパク・ソダムでした。(2020,03,10)



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