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三年身籠る      


2005年 日本 コメディー   

<監督>唯野未歩子
<キャスト>中島知子 , 西島秀俊 , 塩見三省

<ストーリー>
妊娠9ヶ月の冬子(中島知子)はいよいよ出産予定日が近づいていて、子供の個性を守るために、耳栓をして、生活していた。夫の徹(西島秀俊)は、職場の女性と浮気をしていたが、それを知っていても、冬子は、動じることもなかった。しかし、子供は、なかなか産まれず、とうとう18ヶ月目に入る・・・。

<感想>
女性漫才コンビ、オセロの黒、中島知子主演のファンタジーコメディーです。
元々彼女のことは、憎からず思っていたので、楽しみにしていました(^^)。

冒頭は、お腹の大きな中島=冬子が、家の前を掃除しているシーン。これ、よく分かるんですよね〜〜。店の前を掃いていても、何処まで掃除したらいいのか、よく分からず、風が吹けば、掃いたところにまたゴミが・・・(^^;。それで、林の中まで行ったり、後ろ向きに掃き進むのは、ちょっと謎ですが、面白いシーンでした。
主人公冬子は、こんな感じの、神経質なようで、どこか、おおらかな女性。子供に影響するからと、TVも撤去してしまうぐらいなのに、旦那の浮気は、どこか達観しています。

圧巻なのは、やはり、冬子の大きなお腹。なにせ、3年も身籠もるのですからね。普通のお腹じゃないですよ。
それで、普通に生まれていたら、今で生後半年。とかいう言い回しをしていて、なんだか不思議でした。しかも、お腹の中の赤ちゃんの泣き声が聞こえたり、おしゃべりが聞こえたり・・・。これまた不思議ですよね〜〜。
そんな不思議ワールドが展開する映画でしたが、その不思議さを受け入れられれば、面白く見ることが出来ます。

主演の中島知子は、いつものシャキシャキした感じではなく、強さの中に、まったりと母性愛を感じる演技で、とても良かったと思います(^^)。
監督の唯野未歩子さんは、女優さんで、これが、監督デビュー作です。(2007,04,05)



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