シネマチェックトップページ50音別indexサ行index


ジェイン・オースティン 秘められた恋      


2007年 イギリス・アメリカ
伝記・ロマンス   

<監督>ジュリアン・ジャロルド
<キャスト>アン・ハサウェイ , ジェームズ・マカヴォイ , ジュリー・ウォルターズ , ジェームズ・クロムウェル , マギー・スミス

<ストーリー>
1795年、イギリス。貧しい牧師の家に生まれたジェイン・オースティン(アン・ハサウェイ)は、物語を書くのが大好きで、作家にあこがれていた。しかし、両親は、彼女を裕福な家に嫁がせようと懸命だった。そして、願ってもない縁談が転がり込むのだが・・・。

<感想>
最近、はまっている作家、ジェイン・オースティン。
その彼女の、ロマンスを描いた伝記です。

彼女の描く物語の裕福な主人公たちと違い、実際の彼女の家は、貧しかったらしいです。
だからこそ、裕福な生活と素敵なロマンスを、そんな金持ち階級へのピリリと効いた皮肉も込めながら、描いたのでしょうか。

彼女の作品を読むと、何はさておき、重要なものは、財産。
この時代、財産のあるなしによって、自分の未来が決定してしまうと言っても過言ではなかったようです。
特に、仕事をすることが出来なかったり、財産の相続の出来なかった女性は、
自分の財産がなかったら、お金持ちと結婚するか、一生貧乏な生活を送るしか、生きる道はなかったのです。
愛を取るか、金を取るか。
まさに自分の将来をかけた究極の選択ですねーーー。

この映画は、そんなジェインのロマンスを描いています。

結婚の選択肢が、非常に狭い中でも、人は、ちゃんと恋をして、胸を焦がします。
ジェインも、愛を取るか、豊かな生活を取るかで苦悩したんですね。

ジェインの小説には、男の身勝手さがよく描かれていますが、
これは、実体験からだったのかな〜??
でも、男にしても、自分の将来や、家族を巻き込むことなので、本当の感情とは、違う行動もしなければならないときも、きっと、あったのでしょう。
その点、この頃の女性は、ひたすら待つこと、もしくは、あきらめることしかできず、本当に、かわいそうです。

これが、ジェイン・オースティンの真実・・・というわけではなく、あくまでも、脚色されたロマンスストーリーなのでしょうけれど、楽しく見ることが出来ました。

主演のアン・ハサウェイは、はつらつとしたジェインを演じていて、共感が持てました。
そして、彼女が恋する相手は、なんと、ジェームズ・マカヴォイ。
結構ひどい役割なんだけど、彼なら、どんなことをしても、許してしまうかな〜というほど、彼自身が魅力的です・・・っていうか、好き!!(^^)。(2010,09,04)



シネマチェックトップへ