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真実の行方      


1996年 アメリカ スリラー・犯罪

<監督>グレゴリー・ホブリット
<キャスト>リチャード・ギア , ローラ・リニー , フランシス・マクドーマンド , エドワード・ノートン , ジョン・セダ , モーラ・ティアニー

<ストーリー>
大司教惨殺事件で逮捕されたのは、現場から逃げ出したアーロン(エドワード・ノートン)という青年だった。売名家として有名な弁護士のマーティン(リチャード・ギア)は、さっそく、アーロンと面会して、彼の弁護を無料で引き受ける。対する検事は、マーティンの元恋人ジャネットだった。二人は、闘志を燃やして、この事件に取り組むのだが、裁判は、アーロンにとって不利に進んでゆく。しかし・・・。

<感想>
この映画もずっと見たかった映画です。

大司教の惨殺現場から逃げ出した若い男は、すぐに犯人として逮捕されたが、彼は、まるで、ボーイスカウトのように、無垢な青年だった・・・。
いったい彼は、本当に犯人なのか。それとも、誰かにはめられたのか・・・?

青年を弁護することになった敏腕弁護士が、事件の周辺を調べると、大司教が持つ土地に関する問題や、青年の部屋に隠れていた男など、色々と事件に関わる問題が出てくるのだが、被告に有利な展開には、なかなか至らなかった。そんなある日、弁護士の目の前で、驚くべきことが起こる・・・。

この映画で、アーロン役を演じたエドワード・ノートンは、この年の助演男優賞に軒並みノミネートされました。なるほど〜、これは、すごいです。この時、彼は、27歳ぐらいでしょうか。その彼が、本当に、ボーイスカウトのように見えたり、そして・・・。
きっとこの映画は、この役の出来不出来で、映画の価値が違ったことでしょう。彼をこの役に当てて、本当に当たりでしたね〜(^^)。
私は、彼のことを気弱な青年を演じる俳優というイメージで見ていたのですが、ある日、「アメリカン・ヒストリーX」という映画を見てびっくりしました!同一人物とは思えない彼の変貌!すごいですねぇ、彼の演技力は!いったいどっちが、本当の彼に近いのでしょうか。

メインキャストのリチャード・ギア、ローラ・リニー、フランシス・マクドーマンド。彼ら3人の法廷でのやり取りも、息詰まるような緊張感がみなぎりました。特に、ローラ・リニーの厳しい追及には、フランシス・マクドーマンドもたじたじでしたねーーー(^^;。こういう法廷映画を見ると、いつも思うのですが、正直、証人にも、裁判員にもなりたくないですーーー(^^;。

そしてラスト・・・。
う〜〜む、と、うなってしまう結末です。人を裁くって、難しいですね。(2007,12,24)



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