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すべてはその朝始まった      


2005年 アメリカ スリラー   

<監督>ミカエル・ハフストローム
<キャスト>クライヴ・オーウェン , ジェニファー・アニストン , ヴァンサン・カッセル , メリッサ・ジョージ

<ストーリー>
妻と、娘の3人で、幸せな生活を送っていたチャールズ(クライヴ・オーウェン)は、ある朝、電車の中で、美しい女性、ルシンダ(ジェニファー・アニストン)と知り合う。何度か彼女と会ううちに、彼女のことを忘れられなくなった彼は、彼女をホテルに誘うのだった。しかし、ホテルの部屋に突然男(ヴァンサン・カッセル)が乱入して、彼は殴られ、彼女は強姦されてしまう。不倫が発覚することをおそれた二人は、警察にも行かずに、そのまま別れるのだが・・・。

<感想>
このキャストで日本未公開ですよ、信じられます??アメリカで公開時でも、ベスト10に、何週か入っていた映画だったのに!!もったいない〜〜!

映画の出来も、そんなに悪くありません。
クライブの家庭の事情も、きちんと描かれていて、彼が不倫に走る気持ちも、全く分からないというわけでもないです。会社での彼の立場もよく分かりました。ただ若干分からなかったのは、会社の下働きの男性との関係かな。他に、彼には、相談できる人がいなかったってことでしょうか。

ストーリーの流れは、見ながら、だいたい予想できました。そして、その予想通りに話が進むのが、意外性のないサスペンスと言うことで、未公開映画になってしまった理由でしょうか。でも、そんなにひどくは、ないんですよ。

クライブ・オーウェンは、きちんと仕事してますし、ジェニファー・アニストンも、今までのイメージをいい意味で裏切っています。そして、なんといっても、悪役のヴァンサン・カッセル!!この役を彼に持ってきただけでも、この映画の価値を上げていると思うのですが・・・。

あえて言うなら、監督が、無名だったからでしょうか、未公開の理由は(やっぱりとことん気になる”未公開”)。でも、この監督、今アメリカで公開中の、こわ〜〜い映画「1408」(ジョン・キューザック主演)の監督もしています。こちらも、楽しみですね〜〜(^^)。

ところで、映画の中で、クライブと、ジェニファーが、ある賭をするシーンがあって、そのシーンは、アメリカ公開当時の紹介でも流れていたのですが、そのときから、私にとって謎のシーンでした。それが、「唇に触れずにキスをする」という賭。キスは、唇に触れることなのになぁと思いつつ、このシーンを見ていたのですが、これは、単なる賭ではなくて、男が、女性を誘惑するときの手なんだと、分かった次第です。こんな手練手管があるとは!いやん、うかつだったわ〜〜!(^^)。(2007,07,11)



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