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デストラップ 死の罠      


1982年 アメリカ (DEATH TRAP)
コメディー・犯罪・ミステリー

<監督>シドニー・ルメット
<キャスト>マイケル・ケイン, クリストファー・リーヴ

<ストーリー>
ミステリー劇作家のシドニー・ブリュール(マイケル・ケイン)は、最近、スランプで、悩んでいた。そんな折、劇作家志望の青年、クリフォード・アンダーソン(クリストファー・リーヴ)から、彼の書いた脚本の評価を頼まれる。シドニーは、出来のいいその脚本を横取りしようとするが・・・。

<感想>
まるで舞台劇みたい!
と思ったら、やっぱり、元々は、ブロードウェイで上映された傑作舞台劇ということでした。

映画化されたこの作品も、シドニーの家の中で大部分が演じられていて、家の中を走り回ったりはするものの、ほとんど外には行きません。

しかも、演技や、声の張り上げ方も、いかにも舞台劇風の大仰さで、最初は、見ていて疲れてしまうほど(^^;。
だから、あまり面白く感じられなかったのですが、クリストファー・リーヴが登場すると、三者三様の思惑が錯綜して、俄然、面白くなってきました。

シドニーの計略は、本気なのか?冗談なのか??
攻守二転三転しながら、どんでん返しの連続で、たたみかける様な展開となってきます。

メインの登場人物は、4人ですが、ほとんどマイケル・ケインとクリストファー・リーヴの二人芝居です。
マイケル・ケインの、表の顔と裏の顔の使い分けの見事さには、ゾクッとさせられたり、クスッと笑わせられたり。
クリストファー・リーヴは、顔も体もごついので、アップになると怖い・・・(^^;。

実は、この映画、2回見たのですが、2回目の方が、断然面白かったです。
きっと、ストーリーが分かっているので、余裕を持って見ることができたからでしょうね。

最初、キャーキャーうるさくて、うざいなぁと思ったシドニーの妻も、2回目は、彼女の気持ちが分かって、一緒に、ドキドキしてしまいました(^^)。

舞台劇の映画化で、二転三転のミステリーなので、マイケル・ケイン主演の「スルース」という映画を思い出しました。
しかも、1972年製作のオリジナル「探偵<スルース>」にも、彼、出演してるんですよね〜。
そっちも確か録画してあるはず。今度見なくっちゃ(^^)。(2012,02,12)



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