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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない      


2009年 日本   

<監督>佐藤祐市
<キャスト>小池徹平 , マイコ , 田中圭 , 田辺誠一

<ストーリー>
いじめにあって高校を中退し、その後、引きこもりのニートだったマ男(小池徹平)は、母(朝加真由美)の突然の死をきっかけとして、プログラマーの資格を取り、社会に出て働く決心をする。しかし、仕事はなかなか見つからず、やっと務め始めた会社は、いわゆる”ブラック会社”だった・・・。

<感想>
かつての「電車男」のように、2チャンネルのスレが書籍化され、そして映画化された作品だそうです。
やたらと長い題名で、なんじゃこりゃ??と思っていたのですが、「イングロリアス・バスターズ」と迷って、こちらを見てしまいました(^^;。
評判は、賛否両論のようですが、私は意外とツボにはまってしまって、楽しく見ることが出来ました。

やっと就職した会社が、”ブラック会社”だった・・・という男の物語です。

”ブラック会社”の存在は、何となく知っていましたが、詳しいことを知りたい方は、こちら(Wikipedia)へ。

とにかく、「異常に過大な身体的、精神的、金銭的、本来の業務とは無関係な非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業」・・・長時間勤務のうえに、パワハラなどもあり、離職率の高い会社というところです。

映画の主人公、マ男が働くのは、IT企業・・・といっても、一流企業ではなく、その下請けの下請けの下請け・・・みたいな会社で、無理難題をいわれても、仕事をもらって、それを期限までにしなければならない状態。
そこで、社員は、家に帰る時間どころか、寝る時間まで削って働きづめ。
その上、上司は、怒鳴ってばかり・・・。

まあ、初日から、仕事を教えてもらうこともなく、「これやれ!」と言われてもねぇ・・・(^^;。

そんな悲惨な目に遭うマ男が、リーダーに怒鳴られるとたびに、見ている方も、辛くなってしまうのですが、でも、味付けは、コメディー。
笑えるところも多いです。
突然戦闘状態になったり、三国志になったりするのは、オタク系ならではの楽しさ!?

辛いばかりではなく、ラストには、希望もあるので、見た後の気分は、良かったです。
主演の小池徹平クン、なかなかよかったですよ(^^)。

エンドロールの最後に、「アレ、この人どこに出てた?」と思った人が、出てきますので、最後まで席を立たないように・・・。(2009,11,25)






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