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プロメテウス      


2012年 アメリカ (PROMETHEUS)
アドベンチャー・SF・スリラー  3D  

<監督>リドリー・スコット
<キャスト>ノオミ・ラパス, マイケル・ファスベンダー, シャーリーズ・セロン, ガイ・ピアース, イドリス・エルバ

<ストーリー>
2089年、科学者のエリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)は、発見した古代遺跡から、ある仮説を立て、宇宙船プロメテウスに乗り込んで、遙か彼方の惑星を目指す。無事に、惑星に着陸したエリザベスら乗組員は、未知の生命体を求めて、調査を開始する・・・。

<感想>
今年の夏の最大の期待作でした(^^)。
そして、予想に違わず、冒頭から、壮大な話で、見ていて、ずっとワクワクしっぱなし。
3Dも綺麗で、迫力もありました。

予告編を見たときから、これは、「エイリアン」に続いてゆく話なんだなと、確信していたので、
エイリアン大好きな私は、エイリアンと、宣伝コピーの「人類の起源」とが、どう繋がるのかが、楽しみでした。

なるほどなるほど、謎はたくさん残ったけれど、とても面白かったです。

彼女たちが到達した、人類の起源の真実。
それは、いまだに、進化論を受け入れられない人たちがいる国で、どのように捉えられたのでしょう。
でも、彼らの事を”神”と喩えるのならば、それもまた、有りなのかも?!

ラストは、想像通り、見事に「エイリアン」に繋がり、
その後のエリザベスの新たなる運命が、気になるところです。

「エイリアン」以上に精巧になったアンドロイドの存在は、美しく、人間の感情も理解して、とても聡明。
演じたマイケル・ファスベンダーのクールさが、またぴったりでした。

ミミズや、タコに似た生物や、エイリアン。
確かに、「エイリアン」の前日譚ではあるけれど、エイリアンが主役ではなく、さらに壮大な物語の始まり・・・のような気がしました。
自分のDNAを地球にばらまくエンジニアの住む惑星には、さらに上級の生き物たちが支配している世界があるような・・・そんな想像をするのは、うがった見方でしょうか。

そして、「エイリアン」のリプリーのような、強靱なヒロイン、エリザベス。
たくましくて、生命能力の高い彼女の後半は、リアルに痛々しくて、見ているのが辛かったけれど、ノオミ・ラパスの持っているタフさが、この役にぴったりで、頼もしかったです(^^)。

あのシーンも、このシーンも、「エイリアン」の二番煎じ・・・といわれたら、そうなんだけど、
きっとそれは、監督自身の好きなシーンであり、「エイリアン」へのオマージュでもある様な気がしました。

・・・それにしても、この映画、巷の評判って、悪いのねーーー(^^;。
確かに、後半は、前半に比べて、ちょっと尻すぼみだったかも。
ぜひ、たくさん残された謎を解明するような続編が見たいものです(^^)。(2012,08,25)



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