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パビリオン山椒魚      


2006年 日本 コメディー   

<監督>冨永昌敬
<キャスト>オダギリジョー , 香椎由宇 , 斉藤陽一郎 , 津田寛治 , 光石研

<ストーリー>
国宝のオオサンショウウオ、キンジローの150歳の誕生パーティーが、サラマンドル・キンジロー財団で開かれた。そんなある日、キンジロー偽物説を唱える第二農響会長・香川(光石研)は、レントゲン技師の飛鳥芳一(オダギリジョー)に、キンジローを盗み出して、レントゲン撮影をして、その真偽を確かめろと、100万円を渡される。一方、財団の娘、あづき(香椎由宇)は、財団を追い出された父親(高田純次)から、キンジローを守るために、キンジローを家から連れ出せと、命令される。

<感想>
祝!オダギリジョー婚約!と、祝!感想総数2500!!ということで、この作品を見ることにしました!といっても、たまたまそういう巡り合わせになってしまったというだけなのですが・・・(^^)。
で、見た感想は、オダジョー婚約!という意味では、当たりですが、2500番目の感想としては、ちょっと・・・という感じです。次に見た「AVP2」の方が、どうせならよかったかなぁ(^^;。

パリ万博に3回出品されたという由緒正しいオオサンショウウオのキンジロー。
しかし、このキンジローに、真贋疑惑が!!
そこで、以前、骨折したことがある彼をレントゲン撮影して、本物なのかどうかを確かめようとする一派と、それを阻止しようとする財団から追い出された父親・・・?!。
もう、この設定からして、むちゃくちゃなんですね〜。しかも、映画のコピーは、「本物とか、偽物とか、どっちでもいいの。」なんですから、「あ、そう。」って感じです。
どうも、この映画に、ストーリーを求めてはいけないようですね。

そんな感じの映画なので、なんだかよく分からないまま、終わってしまったのですが、出演者は、なかなかよかったです。
主演のオダギリジョーは、はっきり言って、壊れています。そして、壊れている彼は魅力的です。そんな彼のための作品を監督が作ったのかもしれません。そして、壊れているなりに、きちんと演じているオダジョーは、好感持てました。
先日、彼の婚約者となった香椎由宇も、きりりとしていて魅力的です。
麻生祐未は、久しぶりに見ましたが、大きな秘密を抱えた女優という立ち位置をちゃんとこなしていてよかったです。あづきの姉たち役のKIKIとキタキマユも、個性的で、印象的でした。

脚本も監督が書かれているので、こういう作品を好む監督さんなのでしょうね。私は、本でも、映画でも、ストーリー性のある物の方が好きなので、この作品は苦手な部類の作品でした。
ちょこちょこと、ムフフッと笑いましたが、睡魔は、容赦なく襲ってきたのでした・・・(^^;。(2007,12,28)



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