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ライアー      


1997年 アメリカ 犯罪・ミステリー・スリラー

<監督>ジョナス・ペイト, ジョシュ・ペイト
<キャスト>ティム・ロス , クリス・ペン , マイケル・ルーカー, レニー・ゼルウィガー , エレン・バースティン , ロザンナ・アークエット

<ストーリー>
富豪の子息ウェイランド(ティム・ロス)は、ある日、娼婦惨殺事件の容疑者として尋問を受けることになった。ブラクストン(クリス・ペン)とケネソウ(マイケル・ルーカー)のふたりの捜査官は、彼を嘘発見器にかけるのだが、ウェイランドは、二人の捜査官の秘密を暴き立てて、捜査を翻弄する。

<感想>
この映画は、なかなか難しくて、1回見て、さて、感想を書こうとしたら、まるで書けなかったので、数日空けて再見して、やっと書けるかも?!になりました。

登場人物は、至ってシンプル。起こった事件も、娼婦が殺されるという、どこにでもあるような事件。ただ、ちょっと異色だったのは、死体が、二つに切断されていたことぐらいです。

舞台となるのは、警察の取調室。
いつの時代なのか分かりませんが、30年ぐらい前なのでしょうか。嘘発見器がメインの道具立てなのですが、それが、時代を感じさせるものでした。

さしたる物証のないこの事件、唯一の手がかりが指し示している男=ティム・ロスの取り調べが始まります。

ただし、この男が、なかなかくせ者で、刑事二人を翻弄し、この二人を巻き込みながら、徐々に、事件の真相が明らかになってゆきます・・・。

とても手の込んだ映画になっていて、今現在と、過去と、そして妄想までもが、入り組んで、最初見た時は、混乱してしまいました。

キャストは、皆さん熱演です。
特にティム・ロスの演技は、見物(みもの)です。
彼の役は、富豪の、いわゆる道楽息子。ただし、頭は良くて、名門大学を首席で卒業。しかも、専攻は、心理学です。そして、ある病気持ちなのですが、その演技が、迫真の演技なんですね〜〜。すごいです。

二人の刑事は、クリス・ペンとマイケル・ルーカー。
クリス・ペンは、ショーン・ペンの弟で、2006年になくなってしまいましたが、この役では、うまい具合にはめられてしまう凡人の刑事を演じています。
マイケル・ルーカーの方は、名前は、知りませんでしたが、悪役然とした面構えと声が、とても印象的。出演作を見ると、何回もこの人の顔は、見ているはずなのでした(^^)。
娼婦役は、レニー・ゼルウィガー。

1回目の鑑賞では、途中、眠気との闘いでしたが、だいたいのすじが分かっていた2回目では、なんとか映画について行くことが出来て面白く見れました。
でも、結局得をしたのは、あの人で、損をしたのは、あの人って事で、このオチは、あんまり納得できませんでした。まだまだ私の見方(みかた)が浅いのかしらーーー(^^;。(2008,07,18)



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