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レ・ミゼラブル      


2012年 イギリス(LES MISERABLES)
ミュージカル・ロマンス   

<監督>トム・フーパー
<キャスト> ヒュー・ジャックマン , ラッセル・クロウ , アン・ハサウェイ , アマンダ・セイフライド , ヘレナ・ボナム=カーター , サシャ・バロン・コーエン , エディ・レッドメイン 

<ストーリー>
19世紀フランス。パンを盗んだことで、投獄されたジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年たってやっと仮出獄したのだが、身を寄せた協会で、再び盗みをしてしまう。しかし、司教の広い心によって救われ、新たな人生を送る誓いを立てる・・・。

<感想>
ミュージカル舞台で有名なレ・ミゼラブルの映画化です。
ミュージカルは苦手だからなぁと、舞台にはあまり関心がなかったのですが、それが映画化。
しかも、キャストも、充実していて、予告編を見ただけでも、作品レベルの高さがうかがわれ、期待が高まりました。

そして、その期待は、裏切られませんでした。
というより、むしろ、思っていた以上のすばらしさで、158分間、画面に釘付けでした。

ストーリーは、数年前、海外ドラマ(ジェラール・ドパルデュー、ジョン・マルコビッチ共演・・・これも名作(^▽^))で、鑑賞していた(実は、このとき、子供の頃から知っていた、ジャン・バルジャン・ああ無情・銀の燭台の関連がはっきりした・・・(^_^;。)ので、知っていたのですが、映画は、さらに、新たな感動を与えてくれました。


苦手なミュージカルなのですが、この作品は、台詞がそのまま歌になっているので、不自然さは、全く感じませんでした。
しかも、出演俳優さんが、皆さん、歌唱力、演技力ともに抜群!
演じている時に、同時に歌唱もしているので、リアルに彼らの心情が、胸に迫ってきます。

前半のアン・ハサウェイ演じるファンテーヌの不遇で、悲惨な人生に、私は、もう、早くも、涙ぼろぼろ状態でした。

でも、それは、このストーリーのほんの序の口で、次から次へと、場面は変わり、そして、ジャン・バルジャンとジャベールの腐れ縁ともいえる、執念深い確執が描かれます。

でも、ジャベールは、主人公の敵で単なる悪役というわけでなく、血の通った人間として描かれているところがまた、すばらしいのです。
ジャベールを演じたラッセル・クロウの歌声も、顔に似合わず?!きれいな声で、さわやかに彼の気持ちを歌い上げ、ジャベールの気持ちが、よく伝わってきました。

そして、動乱のシーンや、美しく育ったコゼットの周辺の出来事も、メインの二人だけでなく、脇の人たちにも、スポットライトが当てられ、それぞれに、また、感情移入してしまうのでした。

年末の慌ただしさの中、しかも、風邪治りかけの状態で、ちょっとばかり無理して行ったのですが、見に行った甲斐がありました。
後半は、ずっと涙涙涙、そして鼻水・・・(^_^;。
ティッシュとハンカチが、ずっと手放せませんでした。

この作品は、私にとって、間違いなく、今年最高の映画となりました。

ですので、通常5点満点のところ、今回は、インフレ得点として6点献上です!(^▽^)。
もう一度見たいな〜!(*^o^*)。



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