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ワイアット・アープ      


1994年 アメリカ 伝記・西部劇

<監督>ローレンス・カスダン
<キャスト>ケヴィン・コスナー , デニス・クエイド , ジーン・ハックマン , イザベラ・ロッセリーニ , マイケル・マドセン , トム・サイズモア , ビル・プルマン , アダム・ボールドウィン , キャサリン・オハラ , アリソン・エリオット , ジェームズ・カヴィーゼル 

<ストーリー>
1800年代、アイオワ。父の跡を継いで、法律を学ぶワイアット・アープ(ケヴィン・コスナー)は、幼なじみであこがれだったウリラ(アナベス・ギッシュ)と結婚したが、彼女は、チフスにかかってあっけなく死んでしまう。自暴自棄になったワイアットだったが、父に助けられ立ち直り、数年後、兄弟と共に、保安官として町の治安を守っていたが・・・。

<感想>
191分の超大作です。気合いを入れて見始めたのですが・・・。

いつもながら、何も知らずに見たのですが、これは、「OK牧場の決闘」で有名なワイアット・アープの伝記なんですね〜。私は、西部劇をほとんど見ないので、彼の名前を初めて聞いたのですが、知る人ぞ、知る人なのだそうです。
ちなみに、私が「ワイアット・アープ」っていう、つまらない映画を見たーーとぼやいていたら、「OK牧場の?」と、返事がすぐに返ってきたので、驚愕しました(^^;。「OK牧場の決闘」という固有名詞なら私だって、知ってましたからね〜。どうりで、ドク・ホリデーっていう人の名前は、聞いた事あると思った!(^^;。
というわけで、「OK牧場の決闘」を知っている人が見たら、もっと面白く見ることが出来るに違いありません。
ただ私には、退屈で退屈で、最後の1時間で十分の映画だと思ったのでした。本当に、伝記映画って苦手だわーーー。

ストーリーは、ワイアットの子供の頃から始まります。南北戦争の時代です。その後、彼の通った悲喜こもごもの出来事が順番に描かれていきます。
それはそれでいいのですが、その描かれ方が、唐突だったり、その後が切り捨ててあったりして、なんだか、全て中途半端。
当然、登場人物も多くて、親族の繋がりも、敵との対立の原因も、分かりにくかったです。
ひょっとすると、ディレクターズカット版との差の20分間に、もっと詳しい話が混じっていたのかもしれないな〜と思うのですが、211分もの長さのDC版を見る気力はありません・・・(^^;。

ラストが、きっとOK牧場の決闘シーンなんでしょうねぇ。壮絶です。というか、この映画の銃撃戦は、すべてリアルで、痛々しいのです。
そして、最後に、その後のワイアットのことがテロップで流れるのですが、これにも驚きです。こんな修羅場をたくさんくぐり抜けてきたのにねぇ。

映画としては、退屈でしたが、大作だけあって、キャストは、贅沢でした。
ケヴィンは素敵ですし、ドク・ホリデー役のデニス・クエイドも、役作りのために、ずいぶん痩せたのではないかしら。他にも、キラ星のごとくです。ワイアットの弟に、ジム・カヴィーセルも発見しました(^^)。(2006,06,17)



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