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ONCE ダブリンの街角で      


2006年 アイルランド 音楽・ロマンス   

<監督>ジョン・カーニー
<キャスト>グレン・ハンサード , マルケタ・イルグロヴァ

<ストーリー>
街角でギターを抱え歌を歌う男(グレン・ハンサード)は、ある日、若い女(マルケタ・イルグロヴァ)に声を掛けられる。彼の音楽が気に入った彼女は、彼と共に馴染みの楽器店に行って、ギターとピアノで、彼の歌を歌う。意気投合した二人は、お互いの家を行き来し合い、音楽を通したつながりを深めてゆく・・・。

<感想>
2007年のアカデミー歌曲賞を受賞した映画です。
ノミネートされた5曲のうち、3曲までが「魔法にかけられて」からだったので、この曲が受賞したときには、びっくりでした。
今回、映画を見て、なるほどと、これが受賞した訳がなんだか納得できました。聞いていて、とても心地よくて、そして、頭の中にいつまでも残る曲ですね。

映画自体は、87分という短い作品ですが、歌がたっぷり聴ける上、ストーリーはすっきりしていて、よかったです
どこにでもいそうな二人が出会い、意気投合して、そして、未来に向き合おうとする姿は、希望があって、なんだか心安らかになりました。声高に、理想とか、夢とかを語らないところが、自然でいいですね〜〜。
”男”のグレン・ハンサードの歌も良かったですが、”女”のマルケタ・イルグロヴァのささやくような歌声も、とても耳に心地よかったです。
二人とも、歌手だそうで、歌がうまいのは、当然ですけどね(^^)。

グレン・ハンサードの使い込まれて穴の開いたギター。貧しいからということもあるのでしょうが、物を大切に使っている、優しさのようなものも感じました。(2009,01,27)



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