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「陰陽師 龍笛ノ巻」  夢枕獏 2002.04.11







ご存じ安倍晴明と源博雅が平安の都に起きた怪事件解決に乗り出す。
呪が解けた時、人間の心の脆さと妖しのものたちの儚さが胸を打つ
(出版社/著者からの内容紹介より)



いくら平安時代、物の怪が闇に紛れて生きていたという時代でも、こんなことが起こったら、阿鼻叫喚ものですが、
晴明がいるということで、安心かつ心強いです。
私がこのころに生きていたら、晴明とは、是非とも仲良くしたかったですね(^^)

・怪蛇  足や背中に出来たこぶの正体は?不思議な老人がこぶを取ってゆく。
唐の孔雀明王の孔雀が口や足で押さえていた物とはいったい・・・
・首  飢えて死んだ盗賊の首が埋められていた場所から、その霊を封印していた石を持ってきてしまったことから、毎夜首に追われる為成のために、晴明が動く。
・むしめづる姫  年頃の若い娘が、虫好きな変人として知られている。それを憂えた父は・・・
・呼ぶ声の  見事な桜の木の下で琵琶を奏でた伊成のところに、夜ごと訪れて山が欲しいという男の正体は・・・
・飛仙  疝気に効くという薬を飲んでから、藤原友則の娘に変調がおこる。
高いところから飛んだり、体中をかゆがったり・・・。
友則に頼まれて、晴明が呼ばれた。


この龍笛ノ巻を読んでから、鳳凰ノ巻を飛ばして読んでしまったことに気づきました(^^;
エピソード同士の繋がりは、あまりないから順番通りじゃなくてもいいかな・・・(^^;

夢枕獏公式HP「蓬莱宮」(有料)