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「虚無のオペラ」    
小池真理子  03.09.11

    
山間の雪の宿に
籠もったふたり。
「別れ」のための
四日間。
恋情と性愛の極み。艶やかに奏でられる「恋愛宇宙」(帯より)


私の好きな作家さんの一人、小池真理子さん。
でも、この頃は、恋愛小説ばかり、しかも官能小説の巨匠になりつつあるようで、少々私の趣味とは、離れてしまったようで、寂しいです。
この本を読んで、それを強く感じました。
主人公に、全然感情移入できないまま、読み進む本ほど辛いものはありません。

別れるために、四日間京都の山奥の温泉に籠もる二人・・・。もうここからいけません、考えられない・・・(^^;。
最後まで読んだら、何かしらの深い理由があるのかと思ったのに、それも・・・(^^;
ちょっとがっかりでした。

日本画家との関係も理解不能です。
自宅の玄関に自分がモデルの裸婦像を飾る神経も分かりません(^^;。
私の守備範囲外の本だったと言うことで、お許しくださいませ・・・。