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「デセプション・ポイント」上・下
ダン・ブラウン  


激戦の大統領選中に、
その科学的大発見はなされたーー
”偽りと欺きの極地”(デセプション・ポイント)
=ホワイトハウスで繰り広げられる、何重もの駆け引きと陰謀。
「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン、
待望の日本最新刊! (帯より)



日本では、ダン・ブラウンの最新刊ですが、書かれた時期としては、「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」の間だそうです。
そして、ラングドン・シリーズではなく、ノン・シリーズ作品でした。
それでも、いつも通りのスピード感あるストーリングで、ぐいぐい読み進むことが出来ました。
また、いつもながら、著者の、執筆のための下調べには、驚かされます。どれだけの時間を掛けて、このような構想を練り上げたんでしょうねぇ。

上巻で、話の筋が分かってしまったかと思われたのは、やはり大きな間違いで、下巻における、これでもか、これでもか攻撃は、先日読んだ、マイケル・クライトン著「恐怖の存在」を思い起こしました。
これらのことが、たったの数日で起こったなんて、主人公たち、超人ですね〜〜(^^)。
内容は、とても専門的な問題を含んでいますが、それらも、さりげなく、そして、わかりやすく解説されているので、違和感なく、ストーリーにはまれました。
同時進行で、色々と事が進んでゆくのも、スリル満点で、この本を面白くさせている理由でしょうね。

著者は、ラングドン・シリーズ第3弾を執筆中だそうで、新作を読めるのを楽しみに待ちましょう!(^^)。 (2006.03.13)