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「砂漠」
伊坂幸太郎  





砂漠に雪を降らせてみせよう!
「大学の一年間なんてあっという間だ」
入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン・・・。
学生生活を楽しむ五人の大学生が、
社会という”砂漠”に囲まれた”オアシス”で
超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、
まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。
パワーみなぎる、誰も知らない青春小説! (帯より)



2年半前に刊行された伊坂幸太郎さんの本です。
伊坂さんは好きなので、だいたい読んでいるのですが、この本は全く知らず、それ故に、大して期待もせずに読んだのですが、結構好きですね〜、こういう感じも(^^)。

大学1年生の5人の若者の1年間を描いているのですが、この5人も、そして、他に出てくる人たちも、皆個性的で、一人一人が濃い!(^^)。

小中高と普通に、周りと馴染みながら生きてきて、全く違う世界に放り込まれるのが大学なのかもしれませんね〜。
出身地も、生活環境も、言葉(方言ね)も、習慣も違う人たちの中にたった一人で乗り込んでゆく感じ?

それに、この年代の人間が、一番、人間としての個性が強いのではないかしら。
大学を卒業し、就職し、社会にもまれるうちに、だんだんと人間が円くなって、個性も薄くなる・・・もしくは、影を潜める様な気がします。

そんな5人が、春夏秋冬、いろいろな出来事に巻き込まれ、成長してゆく姿が描かれます。
それぞれ、大学生らしい事件や、出来事なのですが、夏だけは、重い出来事があり、この本全体に影を落としていて、少々ショックでした。
とはいえ、そんなことを乗り越えて、彼らは進んでゆくのですが・・・。

あの頃の自分を思い出しつつ読みました。 (2008,05,19)