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「ヴァン・ショーをあなたに」
近藤史恵  


ビストロ・パ・マルへようこそ。
名探偵シェフの絶品料理と
おなじみのスタッフが
今日も皆様を
お待ちしております。 (帯より)



「タルト・タタンの夢」と同じく、名探偵シェフが謎解きする短編集です。
第二弾となると、少々は鼻についたり、飽きたりしてしまうことも多いのですが、このシリーズは、そんなところがなく、楽しめました。むしろ、好感度がさらにアップしたような・・・(^^)。
今回は、三舟シェフの意外な一面がかいま見れたりして、彼らがさらに身近な存在になったような気もしました。



「錆びないスキレット」
猫にまつわる話です。
ちょっと悲しいところもありますが、心の優しさが感じられました。


「憂さばらしのビストゥ」
困ったお客さんも、いることはいるでしょう。そんな時、どう対処すればいいのか。
今の時代を感じさせるネタも混ぜながら、料理人の心意気を感じさせます。


「ブーランジュリーのメロンパン」
パン屋さん大好き!でも最近は、足が遠のき気味です。
でも、子供の頃大好きだった、メロンパンや、クリームパン、チョココルネなどは、今でも食べたくなりますね〜〜。


「マドモアゼル・ブイヤベースにご用心」
おいしいお店のメニューは、どうやって作るのかしら。家でも出来るかな。そんなこと思いますね〜。
店の味を盗むこと。結構あるのではないでしょうか。
さて、どうする、三舟シェフ!(^^)。


「氷姫」
誠心誠意尽くしても、報われない恋もあるでしょう。
どんなダメ男でも、縁を切れない時があるように・・・。


「天使の泉」
その土地の文化って、面白いですね〜〜。
トリュフ入りのオムレツ、食べたくなりました。そして、「星の王子様」最後まで読んでいないことに気がつきました(^^;。


「ヴァン・ショーをあなたに」
ホットワインです。いかにも体が暖まりそうですね〜〜。
でも、日本人には、やっぱりおかゆと味噌汁かな。



このシリーズ、これからも続けてください(^^)。 (2008,09,13)