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「Another」

   綾辻行人





その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。 (表紙折り返しより)




5年ぶりに綾辻さんの作品を読みました。。
あぁ、長いわね〜、5年とは・・・(^^;。
「あとがき」を読むと、なんでもこの作品に3年もかかったとか。
確かに分厚い!!
600ページを優に超える大作でした。
でも、さらさらと読めました〜(^^)。

内容は、ホラーミステリーでした。
七不思議とか、呪いとか出てきて、何だかなーーーと思いつつも、まあ、面白かったです。

ただ、主人公の言動や、文章に、思わせぶりなところが多々あって、苛つくところも多かったです。
それに、ちょっと都合のいい話かも・・・(^^;。

でも、その思いを越えて、先を読ませるうまさも感じられて、
さすが綾辻さん!と思ったり(^^)。

ラストは、半分は、予想通りでしたが、残り半分は、正直意外でした。

綾辻さんの過去の名作同様、映像化は、難しいでしょうけどね(^^)。 (2010,03,10)