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「ロスト・シンボル」 上・下
ダン・ブラウン   
   

 
キリストの聖杯を巡る事件から数年後。大学での静かな生活を送っていたラングドンに、旧友から連絡が入る。フリーメイソン最高幹部のピーター・ソロモンからで、急遽講演を頼みたいという。会場の連邦議会議事堂に駆けつけるが、そこでラングドンを待ち受けていたのは、切断された右手首・・・薬指には見覚えのある金の指輪。フリーメイソンの紋章をあしらったそれは、ピーターのものに間違いない。彼を人質に取ったというマラークと名乗る謎の男は、ラングドンに”古の神秘”に至る門を解き放てと命じる。そして、切断された手のひらには第一の暗号が記されていた・・・。 古来、人類が求め続けてきた究極の知恵”古の神秘”の真実とは? (「BOOK」データベースより)



「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く、ラングドン教授の活躍するシリーズ第三作目です。

舞台は、フランス、ローマと来て、今度は、アメリカ!

テーマはフリーメイソン!!

今回も、なじみの薄いテーマでしたが、
だからこそ、知的好奇心がかき立てられもしました。

とはいえ、この暑さ!
最初は、なかなか本を読む気になれず、時間があるときは、ゲーム三昧(^^;。
おかげで、読み切るには、ダラダラと、すごく時間がかかってしまいました。
でも、下巻は、さすがに面白くて、二日間で読破!(^^)。

今回の舞台は、アメリカと言うことで、
アメリカの首都、ワシントンの観光をしているような感覚も持てました。
行ったことがないので、パソコンで、地名や人名、絵画など調べつつ、暗号パズルなども解きながら(解けなかったけど(^^;)楽しめました。

後半は、いつも通りのスピーディーな展開。
早くしないとラングドン教授がーーー!というところもあり、ドキドキハラハラです。
これまた、映画が楽しみですね〜〜。
でも、ちょっと「ナショナル・トレジャー」っぽくなるかも(^^)。

ただ、ラスト近くの犯人との取引に関しては、
それが、そんなに大変なことなの?と、作中の人たちとの間に、温度差を感じてしまいました。
まあ、これは、私が、日本人だからしょうがないことなのかな。 (2010,08,17)