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「猫の散歩道」
保坂和志

友達、鎌倉、猫、子供時代、季節の変化、この社会…。生きていく日々をのびやかに綴ったエッセイ集。 (「BOOK」データベースより)



初めて読んだ作家さんです。
実は、この本が、何故、図書館から、私の元に届いたのか、よく分からないのです。
端的に言うと、予約した覚えがない・・・(^^;。
でも、題名からすると、猫好きな私が読んでもおかしくないわけで、これもなにかの縁かとも思い、試しに読んでみました。

こんな題名ですが、猫のことばかりが書かれているわけではありませんでした。
今まで書かれた色々なエッセイを集めてあり、様々な話題がありました。
鎌倉のこと、子どもの頃のこと、本のこと等々。 最近書かれたエッセイでも、何故か、昭和の香りがするのが不思議。
猫の話題の時には、著者が、とてもとても猫好きなのが、よく分かります。
猫のことを見、思い、世話を焼く著者の姿は、まるで、わが子を溺愛する親のようです(^^)。
う〜ん、この愛猫家ぶりは、すごい!(^^)。

ただ、私自身、元々短文が苦手なので、読むのに、とても時間がかかってしまいました。
猫以外の所は、ちょっと読みづらかったなぁ。と、徒然思っていたら、
あとがきで、「・・・エッセイを書けばまわりくどくて難しくてわからないと言われる。・・・」などと、ご本人自ら書いておられるので、やっぱり?!と、思ってしまいました(^^)。 (2012,05,27)