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黄昏の岸 暁の天
小野不由美

王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗が玉座について半年、戴国は疾風の勢いで再建に向かう。しかし反乱鎮圧に赴いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒も忽然と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭して慶国を訪れ、援助を求める。戴国を救いたいーー景王陽子の願いに諸国の麒麟たちが集う。はたして泰麒の行方は。(表紙折り返しより)



泰麒が、再び蓬莱へ戻ることは、「魔性の子」を読んで知っていたのですが、こんな事だったなんて!(T_T)。
やっと、王としての力量を持った主上を得て、これで一安心だと思っていたのに、たった半年で、こんな最悪な状態になってしまうのは、かわいそうすぎます(T_T)。
しかも、蓬莱に戻った泰麒は、そこにおいても、心のよりどころもなく孤独なのですから救いがないです(T_T)。

しかし、景王の呼びかけにより、十二国の王や麒麟が何とかして、戴国を助けたいと、奮闘してくれることで、励まされます(私が・・・ですが(^_^;)。
あぁ、それでも、最悪な状況であることに、変わりなく、これから戴国は、泰麒は、驍宗は、いったいどうなってしまうのでしょうーーー(T_T)。

今回は、このような、未曾有な出来事に対する蓬山の対処も描かれます。
問えば、答えてくれるところがあるのは、十二国のいいところですね(^▽^)。

未読作品は、あと2冊になりました。
名残惜しい・・・。
早く、新しい章が発表されますように・・・。 (2016,01,27)