タイの子どもの絵
絵のページ

 日本の子どもたちは、成長時に
日常的な動物との交流が乏しくなり、
「動物はなにでできているの?」などの仰天するような質問を
1,2年生が口にする時代になってしまいました。
 
命への理解、生物の基礎知識として養うためにも
小学校では 
「哺乳類」としてうさぎやモルモットなどを
「鳥類」としてチャボや文鳥を、
「爬虫類」としてカメ、
「魚類」として金魚などを 
子どもの身近で親身に飼育させ、「生きもの」との情の伴う
交流を確保したいです。
 
さて、鳥類の代表としてのチャボは 江戸時代に日本で
開発された愛玩用の小型の鶏で、現在は天然記念物に
指定されています。
 
 性格はおとなしく、人によくなつきます
   (かわいがられていたらですけど)
 
肥後チャボを世界に広げる「保存会」でがんばっておられる
熊本県職員の獣医師、今村安孝様から、
タイの子どもの絵を送っていただきましたので
ご紹介します。

 日本でのペットの意味よりよほど進んでいるようです。
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(今村安孝)
「私は、肥後ちゃぼの保存と普及の中で、チャボこそが学校などで
飼育される動物にふさわしいと活動しています。
 
添付の絵は、昨年タイで開催されたナショナルペットショーで見た、児童画です。
学校におけるチャボ飼育普及のプロジェクトも所変われば・・内容も変わるのですね。
感激しました。平和な日本では決して書けない絵でした。
 
チャボを飼うことで薬物乱用や非行などから遠ざけようとしている状況が分かります。」
 絵のページ
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(中川)
 「物言えぬ動物と楽しみ、かわいがり、親身にその気持ちを洞察しようとする
 感性が出来上がったら、他の人にひどいことをしない人間になるだろう」
 
 飼育にはさまざまな効用があり、だから子どもたちは古来から 動物と
遊びたがり、飼いたがるのでしょうか

 この体験により、命の意味をしり、我慢・やさしさなどの
人格形成に役立てようと 
 その子の「発達する脳」が要求するのだろうと、思います。
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(今村先生よりのお知らせ)
 
鶏のTV番組が放送されます。
NHK教育テレビ 「美の壷」テーマ:「鶏」、
 
      5月16日(金)教育テレビ
     22時00分〜22時25分
(再放送)
      5月23日(金)教育テレビ
     00時45分〜01時10分
 
      5月23日(金)ハイビジョン      
     07時00分〜07時25分
 
      5月24日(土) 総合テレビ
     05時15分〜05時40分
 
 
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