鳥インフルエンザへの対 応を考えた飼育のし方

鳥インフルエンザ対応について、3月末までの獣医師会の関わり状況   HPへ
各地で学校を、近くの動物病院が支援しました

@ 県獣医師会として、家畜衛生行政、公衆衛生行政と開業会員が一緒に、県教育委員会と連携し、県内教育施設に資料を配布したりしている。また開業会員が一部 や全校への訪問活動を行っている
宮城県 茨城県 群馬県 栃木県 千葉県 東京都 埼玉県 神奈川県 新潟県 山梨県 静岡県 岐阜県 滋賀県 京都府 大阪府 奈良県 福井県 石川県 岡山県 福岡県 大分県 熊本県 長崎県 鹿児島県 沖縄県 福岡市 京都市 神戸市 さいたま市 千葉市 横浜市

 そのうち、全校訪問をした地方会:茨城県 群馬県 岐阜県 さいたま市

東京都獣医師会は、家畜衛生、公衆衛生などの専門家と行政、それに著者を招いて全支部から担当者を集めて勉強会を行い全支部に学校への対応を指示した。こ の会には教育庁からも参加があり、その後都教育庁は、区教委に地域獣医師会に支援を求めるように通知した。

A 家畜衛生行政が対応している。県獣医師会はその指導のもとに、公衆衛生と連携協力して情報提供などを行っている。 
北海道 青森県 福島県 秋田県 山形県 仙台市 神奈川県 長野県 富山県 三重県 愛知県 和歌山県 鳥取県 島根県 広島県 香川県 愛媛県 高知県 徳島県 佐賀県 宮崎県 横浜市 川崎市

 ・Aのうち、県内のいくつかの学校とモデル事業としてすでに飼育支援担当獣医師が 活動している地域では、担当獣医師が求めにしたがい対応している:福島県 和歌山県 

 ・Aの内、開業獣医師会が教育委員会に働きかけている:仙台市 高知県 

B 他団体が分担しており、獣医師会は直接かかわっていない
岩手県 名古屋市 山口県(動物愛護センターと(社)山口県動物保護管理協会に機能分担実施)北九州市(家畜衛生行政と動物管理センターと教育委員会が協議会をつくり対応)

C 市区町村単位で、教育委員会の合意のもと、教員に説明したり小学校を訪問して説明している。(全県で対応している所も、特にご報告いただいたのを記入)
 八戸市 石巻市 阿見町 美浦村 柏市 沼南市 海老名市 小田原市 相模原市 藤沢市 茅ヶ崎市 蕨市 戸田市 川越市 所沢市 狭山市 入間市 坂戸市 東松山市 鶴ケ島市 上福岡市 富士見市 飯能市 嵐山町 毛呂山町 大井町 三芳町 板橋区 日野市 葛飾区 渋谷区 中野区 江東区 足立区 江戸川区 目黒区 世田谷区 杉並区 三鷹市 武蔵野市 東村山市 東久留米市 小平市 西東京市 八王子市 町田市 清瀬市 稲城市 新潟市 石和市 静岡市 浜北市 浜松市 安城市 豊川市 宝飯郡(音羽町 小坂井町 一宮町 御津町) 大津市 安曇川町 志賀町 鯖江市 小浜市 勝山市 大野市 金沢市 内灘町 明石市 東広島市 四日市市 高槻市 和歌山市 佐世保市 松浦市 平戸市 福岡県宗像郡福間町 津屋崎町 宗像市 鹿児島市

D 獣医師の個人的活動(学校の求めで)長野市 阿南市 小松島市 長崎市 大村市 他

 各地からとどいたご報告の一部
・石川県内灘町、1月中に全校訪問を済ませ、その後も対応しているが、町議会で質疑があり教育長が「すでに対応済み」と答弁できたと、獣医師会は感謝され た。
・戸田市、蕨市では全18校飼育担当教諭を対象に講義を行った。蕨市では各学校を巡回致した。
・さいたま市は、2月の初期に一度全校を巡回したが、3月末もう一度行う。
・3月18日、滋賀県獣医師会(開業部会)の全体会議がありました。県畜産課も参加され、滋賀県では、県とタイアップして、獣医師会(開業部会)として、 県下全域の学校飼育動物の巡回検診に取り組むことになりました。22日から巡回すべく、急ピッチで準備が進んでいます。
・相模原市です。鳥類飼育の50小学校、幼稚園、保育園31施設を3月10日から19日の期間で、巡回指導しました。
・茨城県です。県全体で、小学校に巡回指導に行くことは、県獣の危機管理委員会で3/18に決定し、各支部長、会員に通知しました。
・静岡県:静岡市の開業獣医師会が3月3日の静岡市内の全小学校訪問による鳥の健康診断した。この様子は、夕方のローカルニュース、翌日静岡新聞の社会面 に掲載され、その後 県教育委員会は「各小学校は、もよりの、あるいは知り合いの開業獣医師に衛生指導を直接依頼して下さい」と市町村教育委員会に通達。 それで家保が県内7箇所で、開業獣医師向けに対応説明会を実施。
 また、テレビ静岡がMVM誌の特集「学校獣医師の活動と喜び」もみて、動物病院が小学校の飼育教育を支援している「静岡がっこう獣医隊」の様子を特集 ニュースに放送した。内容は、獣医師会の目的が子供達の「生命感」を育む支援活動であることもしっかり捉えていた。
・日野市は、2月中に教育委員会主催で説明会を行った。八王子市教育委員会は、獣医師を招いて公開授業をして児童による対応法を伝え、教育的な対応を発信 した。板橋区、渋谷区、北多摩支部内5市は、全校を訪問した。また板橋や西東京市など、消毒薬も配布した。
・横浜です2月26日に衛生局、獣医師会、教育委員会の3者会議が行われることになっていて、より緊密な連携と対策が講じられるものと期待しています。

             畜産の研究 04年5月号(養賢堂)より