キングメーカー　大統領を作った男　　　　　　 ２０２１年　韓国　（KINGMAKER） 　　　 ＜監督＞ピョン・ソンヒョン ＜キャスト＞ ソル・ギョング, イ・ソンギュン, ユ・ジェミョン, チョ・ウジン, ペ・ジョンオク ＜ストーリー＞ 野党の代議士で高潔なキム・ウンボム（ソル・ギョング）は、大統領になる夢を持ち、選挙戦に挑んでいたが、なかなかその夢は、叶わなかった。そんな時、選挙スタッフにソ・チャンデという野心あふれる男が加わることで、事態が変化し始める・・・。 ＜感想＞ いつものように、内容を知らずに見始めましたが、実話を元にした作品でした。 誰をモデルにしたかは、韓国の政情に詳しくない私でも、見ているうちに、あぁ、あの人か〜と、分かってきました。 そうそれは、金大中大統領。 彼が、大統領の座につくまでの重厚ながら驚くべき物語でした。 中心となるのは、彼の参謀となった厳昌録（オム・チャンノク）。劇中では、ソ・チャンデ。 彼のことは、全く知らなかったのですが、 彼の選挙の手法は、まさしく、勝つためには、何でもするタイプ 当然、仲間も含む周りからは、非難されることも多いのですが、彼のようないわば汚れ役がいてこそ、勝てる選挙があるのかもしれません。 こんなことだから、政治は面白く、やめられないのかもしれませんねぇ。 政治的な話なので、途中ちょっと力尽きてウトウトしてしまいましたが、もう一度見てみると、やはり面白かったです。 主演は、名優ソル・ギョング。そして、彼の参謀役には、「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュン。 見応えたっぷりの政治エンターテインメントでした。(2025,11,09)