シネマチェックトップページbook作家別index題名別index     

未完の肖像
アガサ・クリスティ



内気で多感なシーリアは母親や周囲の人々に温かく見守られ、バラ色の子供時代を過ごした。
やがて美しく成長した彼女は、ダーモットという危険な魅力の男に惹かれ、婚約を破棄して彼の元に走る。
だが、夢見がちなシーリアと現実的なダーモットとの間には次第に亀裂が生じていく。
愛に破れた女性の行き着く先とは?
解説:池上冬樹(裏表紙より)


冒頭は、よく分からないまま進んでゆきました。
その後、この本の主人公、シーリアの子供時代が始まります。
裕福で、幸せな日々を過ごすシーリア。
美しく成長した彼女は、次々に結婚を申し込まれるようになり・・・。

これを読むと、結婚って、本当に難しいなぁと思います。
自分がいくら努力しても、相手次第で、不幸になってしまうことも・・・。
それって、”運”としか言いようがない。

人間の相性って、本当に難しい。
これは、おそらく結婚で苦労したクリスティーの心の叫びを描いているように思われます。

でも、ここまで追い詰められる前に、他の選択肢もあっただろうにと、シーリアに対しては残念に思います。

それにしても、やはり、親の愛以上のものは、ないってことでしょう。

前半は、幸せな若い女性の話なので面白かったですが、後半は、重苦しくてつらく、やりきれませんでした。 (2026,04,25)