獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199806-160

ムクムクの意見
投稿日 1998年6月29日(月)22時45分 ムクムク

Re:目がしょぼしょぼのシナモン文鳥
6月29日発言のちづるさんへ

>本で、目をつぶりがちだったり
>首を羽にうずめて寝ているのは、あまり良くないと読んだのですが、
>一度病院で見てもらった方がいいのでしょうか。アドバイスをお願いします。

 私も診てもらった方がいいと思いますよ。 鳥の病気は早め早めが基本です。
 誰の目からも状態が悪く見えるようだと、原因が単純なものでも治療できない
 ことも多いです。 また、地域によっては鳥の診療をされる医療機関が少なく
 探している間に取り返しがつかなくなる場合もあります。
 ぜひ、鳥の診療を手がけられている動物病院に早めに連れていってあげてください。

Re:ムクムク先生ありがとうございました
6月29日発言のまみさんへ

 まず止まり木ですが、ぐらつかないように端をしっかり止めてられますか?
 止まり木を手で触ってみてぐらついているようでしたら、端に新聞紙などを
 つめてぐらつきを止めてください。
 鳥にとって止まり木はベットでして、ぐらついているとかなりのストレスを
 感じるだけでなく、実際に疲れてしまうものです。
 次に足は異常ないでしょうか。 関節などに腫れや炎症がないか観察して
 ください。 そのような点に異常がなければ止まり木の位置を下げて、床と
 止まり木の移動が簡単になるようにしてあげてください。

Re:腎臓疾患の猫の食餌について教えて下さい
6月28日発言の○○さんへ

 動物病院で病気に対する療養食を処方された場合、通常はその餌と水で
 維持することになります。 何かを療養食に添加すれば、療養食の目的とする
 効果の多くは無くなってしまいます。
 猫が療養食を食べない場合、先生に相談してください。
 療養食もメーカーごとに味付けが異なり、一社がダメでも他社製のが
 合う場合もありますので。


雑誌を読んで・・・

最近熱心に獣医師業界を特集してくれている週刊誌の最新号を読みました。
キャンペーン当初はなかなかよく取材していると感心できる部分もありましたが、
今週号はがっかりしました。 良心的な獣医師を見分けるのが料金なんだそうです。
この記事を書かれた記者さんが動物を飼っているのかわからないので、ことを
人に置き換えてみます。
家族の方の胸にしこりが見つかった場合、どのようにして医療機関を決定するの
でしょうか。 家族を励まし、知人に相談して出来る限り信頼できる医療機関を
探すのではないでしょうか。
同じ乳房腫瘍摘出手術といっても、術前検査や麻酔法、術後管理など手術に
かかる費用は先生によって同一ではありません。
多くの先生方は日々進歩する獣医学に遅れないように高額な専門書やセミナーに
出席し、学んだことを実践するために高価な医療器械やスタッフの充実に
費用をかけています。
その費用は日々の診療を通じて回収していくのが普通です。
診療費で良心的であると決められてはたまりません。
記事に偽手術というのが出てくるのですが、もしそんなことをしている獣医師が
いるとすれば、それを記事にしているより司法当局に訴えるように飼い主に
薦めるべきでしょう。
とんでも無いことをしている美容整形外科医の存在で、全ての医師が否定される
ことがないように、我々にとって存在するかわからない獣医師の行為によって
全体が評価されるのは理不尽です。
記事によると立派な詐欺行為なのですから、存在するなら司法当局に任せるべき
です。
その偽手術と診療費がからめて書かれているのは、非常に作為的な感じがします。
低額であってもインフォームドコンセントがなされていなければ問題でしょうし、
高度医療であっても十分な説明と飼い主側の同意があれば社会的に問題視される
ことはありません。
単純に料金の高低だけで先生を選ばれる飼い主さんもいらっしゃるかも知れませ
んが、ここの過去の書き込みをふまえて、多くの飼い主さんが求めているのは、
何事において(診療内容や料金など)よく説明のしてくれる先生のように私は考え
ています。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。