獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199807-32

つばめの雛
投稿日 1998年7月3日(金)13時51分 さとこ

私も専門家ではありませんが、現在つばめの雛を育て中、ということついつい出てきてしまいました。私が育てだしたときも、まだちゃんと毛も生えていない状態でした。今は、立派に毛も生えてきて、後は尻尾の部分だけ生えそろっていない状態にまで成長しました。私も、つばめを育てるのは初めてなので、京都にある野鳥救護センターに電話して獣医さんに育て方を聞きました。(家が近ければ、持っていって保護してもらえるのですが・・・)その獣医さんが言われるには、まずは雛には保温が大切です。今は暖かいので、特にホッカイロなどで暖める必要はありませんが、小さい箱のなかにちり紙等を敷いてやって保温してください。また、糞をするのでこまめに替えて清潔にしてください(本当なら、つばめの親が子供の糞を口に含んで巣の外にやるらしい)。それから、餌は30分おきぐらいにやる。食べた餌は、ソノウと呼ばれる喉の少し下に貯められるので、そこが少し膨らんだぐらいまでやってください。決して一杯になるまでやらないでください。餌ですが、ミルワーム(鳥を扱っているペットショップならたいてい売っています)や、みみず、蝶の幼虫、それからバッタやコオロギなどをやってください。その時、食べやすい大きさに切ってやってください。その後スポイトで、水を2、3滴やって下さい。また、餌が喉の辺りで詰まってしまうときがあります。その時は、2、3滴水を与えてから、やさしくもみながら、おしさげて下さい。強くしすぎると死んでしまうので注意して下さい。餌は必ず、同じ入れ物から出して、雛にそこから餌がもらえるんだ、と覚えさせ、大きくなったら、だんだん、自分で餌をそこから採らすようにして下さい。次に、飛ぶ練習ですが、まず部屋で放して飛ばせてみて下さい。その時、壁にぶつかっているようなら飛んでいるとは言えません。壁にぶつからず、旋回ができるようになって初めて飛んでいると言えます。部屋で飛べるようになったら、徐々に外へ出して練習刺して下さい。もう、これで大丈夫と思えるくらいになったら、車の少ないような安全な場所で放して下さい。雛が成長するまで、約2週間かかります。世話が大変だと思いますが、がんばって下さい。成長していく姿を見るのも楽しいですよ。一応、この辺で終わっておきます。分からないことがあれば、以下のところに問い合わせてみて下さい。・・・京都市立動物園内、野生鳥獣救護センター(でんわ 075-771-0210)

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