獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199810-25

RE.フィラリア陽性でした。
投稿日 1998年10月6日(火)09時30分 田口正行

獣医の田口といいます。
ダイちゃんのフィラリア感染ですが、私の場合にはフィラリアの抗原検査をしています。これをすると、感染しているフィラリアの数が多いか、少ないかがある程度判断できるからです。
感染数が少なければ、フィラリア成虫の駆虫をします。この場合の注意点としては肺動脈に寄生しているフィラリア成虫を殺すと、その虫は肺動脈を詰まらせて死んでいくので駆虫後約1カ月は運動制限などをする必要があります。
もし抗原検査で虫の数が多いと判断されたときには、成虫を殺すと肺の血栓でダイちゃんも死んでしまう危険性が高いので、肺動脈からフィラリア成虫を取り出す手術をして、その後にモキシデックという薬で予防しています。
フィラリア成虫が取り除けたかは翌年の3月頃再度抗原検査をして確認しています。
また、フィラリアの子虫(ミクロフィラリア)は血管内にうじゃうじゃいることが多く、これを殺すとショックを起こす危険が高いとされているので、私は成虫の処置だけを行っています。


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