獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199811-43

マルチレスです。
投稿日 1998年11月10日(火)21時42分 ムクムク

Re:エイズキャリア猫の発症の見分けかた
11月10日発言の猫ママさんへ

 口内炎のチェックですが、やはりガバーッと口を無理矢理開けてみる
 のが一番ですが、かなり抵抗するネコがいるのも事実です。
 口内炎といっても歯肉炎の症状が強く出ますので、スキンシップをしている
 際に、唇を少しめくってみて歯ぐきの色を観察してみてください。
 歯の周囲の歯肉の部分が炎症を起こしていないか、特に奥歯の近くがチェック
 ポイントです。

Re:去勢について
11月10日発言のちびまるさんへ

 睾丸があることによって、睾丸の腫瘍だけでなく前立腺の疾病などにも
 なりやすいといえます。
 そういう意味では去勢手術は避妊の目的が第一ではありますが、疾病
 予防の側面を持っていることは、よく知られています。
 さて、ちびまるさんの8歳の犬ですが、これは獣医さんによってかなり
 コメントが変わると思います。
 私は疾病予防という意味では、去勢手術の価値はあると考えます。

Re:質問
11月9日発言のけんさんへ

 食欲不振ですが、中耳炎はかなり炎症性の疾病で高熱を伴いやすく
 そのような影響を強く受けているのではないでしょうか。
 あまり食べないようでしたら、先生に輸液(点滴)なども相談され
 てもいいと考えます。

Re:予防接種は受けた方が良いのでしょうか?
11月8日発言のもんさんへ

 ネコの三種ワクチンですが猫カルシウイルス感染症・猫ウイルス性
 鼻気管炎・猫汎白血球減少の予防ワクチンです。
 猫汎白血球減少は急性経過だと死亡することもありますし、他の疾病も
 強いカゼの症状を伴います。
 病気は治療より予防ですので、ワクチンを接種されることをお薦めし
 ます。
 価格や接種回数・間隔は主治医の先生とよくご相談ください。
 
Re:インコのその後
11月6日発言のりおさんへ

 尾羽が抜けてかゆみが強い場合、尾の付け根の背側にある尾腺の炎症の
 可能性もあります。 尾羽を下の方に押しやると、見えやすい器官です
 のでチェックしてみてください。
 トリコモナスは原虫性の疾患でそ嚢のチェックでよく検出されます。
 いい薬がありますので、まだ鳥が元気なうちに治療を開始すれば、あまり
 怖い疾病ではありません。
 PBFDはウィルス性の怖い疾病で、残念ながらよい治療法がありません。
 ただ、羽毛に異常があればPBFDと言うわけではありません。
 特に秋は換羽の時期でもありますので、その影響かもしれません。
 PBFDにつきましては古い記述ですが
 http://www.remus.dti.ne.jp/~mukumuku/
 を参考にしてください。

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